2021年6月、ドイツで初めての信州大学サテライトオフィスが、フラウンホーファー応用情報技術研究所(FIT)に開設されました。開所式はオンラインで開催され、濱田州博信州大学長、フラウンホーファーFITのHCED部門長、レネー・ライナーズ氏のほか、岩間在デュッセルドルフ日本国総領事をはじめ、多くのご来賓の方々にご出席いただきました。式は田中清副学長(国際交流担当)が進行し、以下の参加者の方々からお祝いの言葉と今後の協力への期待が述べられました。・ 濱田州博学長・ レネー・ライナーズ氏(フラウンホーファーFIT、HCED部門長)・ 岩間公典氏(在デュッセルドルフ日本国総領事)・ パトリック・ブッフホルツ氏(Steinstosser社、CEO)・ サビーネ・ガンター=リヒター氏(Lyogroup International, CEO)セレモニーの最後には、濱田学長からフラウンホーファーFITのライナーズ氏に、カメラ越しに、サテライトオフィスのドアプレートが渡され、正式なオープンを迎えるとともに、関係強化への決意が示されました。本学とフラウンホーファーFITとの連携は、2018年にLyogroup Internationalのサビーネ・ガンター=リヒター氏の紹介により、田中副学長とグローバル化推進センター津田大介副センター長がフラウンホーファーFITを訪問したことに始まります。信州大学は、2020年1月にフラウンホーファーFITと協定を締結し、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)のキャンペーン「The Future of Work」の1つとして採択されたGRANITEプロジェクトの中核メンバーにもなりました。以降、AI・IoT技術に関するカンファレンスとネットワーキングイベントを行い、相互協力の持続的な関係を築いてきた結果、今回のサテライトオフィスの開設に至りました。このたびの連携強化の目的は、両機関の協業にとどまらず、両国における産業界や地域の発展のため、先端技術や知識を共有することにより、課題解決に導くことです。信州大学のサテライトオフィスは、長野県・信州ITバレー構想をはじめとする長野県の取り組みと、ドイツのデュッセルドルフ地域の中小企業等の取り組みを結びつける上で、ハブとして重要な役割を果たしていきます。ドイツのメンバーに敬意を表するとともに、今後のプロジェクトに期待が高まります。ドイツ・フラウンホーファーFITにて信州大学サテライトオフィス開設14
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