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08石川県富山県長野県山梨県岡山県徳島県愛媛県信州大学(事業責任大学)、富山大学、金沢大学、長野県、富山県、石川県、各地域の企業団体等が連携して取り組むCOC+R事業は、「地域基幹産業を再定義・創新する人材創出プログラム「ENGINE」」と名付けられました。学部生を対象に、データサイエンス等のリテラシー、課題分析力、地域資源を掘り起こす感性、固定概念にとらわれない思考力を磨き、「ゼロ」から「イチ」を創り出すための実行力を修得する、約2.5年間のプログラムです。本プログラムは、1. リテラシー強化フェーズ2. キャリア形成フェーズ3. 実践力強化フェーズ の3ステージから成り、受講生は各フェーズのプログラムを正課の授業として履修します。信州大学では全学横断特別教育プログラム(※1)の5つのコースを受講する学部生を対象に、コースと併せて受講することで、自身の興味関心に加え、変化に対応し地域や社会課題に向き合う視点を身に付けます。富山大学、金沢大学も、それぞれの特色を活かしたENGINEプログラムを構築。3大学協働科目も設定し、特定の地域にとらわれない発想や連携する力も身に付けます。「大学間のみならず、3地域にまたがる行政、企業などと相互に連携して広域的な産学官連携プラットフォームをつくっていることも大きな特徴であり、ENGINEプログラムのキーであると考えています」(林教授)。隣県3県が“円陣(ENGINE)”を組み、相互の教育資源を活用しながら、地域が持つ課題への対応力・突破力を持った人材育成を目指します。信州大学 学術研究院(総合人間科学系)教授学術研究・産学官連携推進機構(SUIRLO)林 靖人ENGINE-3大学と協働して教育プログラムを開発・実践MISSION2長野・富山・石川、隣県3県で円陣を組み、地域課題に広域で向き合う 地域基幹産業を再定義・創新する人材創出プログラム「ENGINE」地域基幹産業を再定義・創新する人材創出プログラム「ENGINE」信州大学版「ENGINE」教育プログラムの特徴全学横断特別教育プログラム(5コース)との連携※信州大学はCOC+R事業全体の幹事大学として情報発信の一元化や運営サポートを行います。※COC+R事業は地域に求められる人材をどんな産業に送り出すか…より具体的な出口(就職先)と一体となった地域活性化を推進する教育プログラムです。文部科学省:大学による地方創生人材教育プログラム構築事業(全国4ユニット)COC+R事業および「ENGINE」プログラムの連携構造と本学の役割VUCA時代の成長戦略を支える実践的教育プログラム山梨県立大学(事業責任大学)山梨大学山梨英和大学「吉備の杜」創造戦略プロジェクト-雑草型人材育成を目指して-とくしま創生人材企業共創プログラム徳島大学(事業責任大学)四国大学四国大学短期大学部徳島文理大学徳島工業短期大学阿南工業高等専門学校信州大学(事業責任大学)富山大学金沢大学+ローカルイノベーター人材養成コース(2018~)※ストラテジーデザイン人材養成コース(2021~)※ライフクリエーター人材養成コース(2021~)環境マインド人材養成コース(2020~)グローバルコア人材養成コース(2019~)※文部科学省 令和2年度「知識集約型社会を支える人材育成事業」企 業企 業地方公共団体地方公共団体NPO大学大学高専大学(事業責任大学)短大地域の高等教育機関において養成すべき人材像の検討 ENGINE ENGINE岡山県立大学(事業責任大学)ノートルダム清心女子大学中国学園大学岡山理科大学愛媛大学工学部(※1)自身の専門性に加え、幅広い知識や分析力を持った高度キャリア人材の育成を目的にした、信州大学独自の教育プログラム愛知県出身。信州大学大学院総合工学系研究科修了(博士:学術)。専門は感性情報学。修士課程在学中から大学発ベンチャーの立ち上げに参画し、社会調査や行政計画等の策定に従事。信州大学産学官連携・地域総合戦略推進本部長、キャリア教育・サポートセンター副センター長を兼任。研究・教育に関わりながら、地域貢献活動として地域の地方創生総合戦略等の策定や地域活性化活動に多数関わる。※信州大学はこのユニットの中心的な役割を担います。

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