テレビ松本ケーブルビジョン保平蕪生産者様 他松本スタジオ(サテライト)飯田ケーブルテレビ飯田スタジオ(サテライト)INC長野ケーブルテレビぼたごしょう生産者様長野県(後援) 他山口大根生産者様 他ていざなす生産者様 他司会:毛賀澤 明宏(産直新聞社)出演:長野県伝統野菜認定委員 信州大学学術研究院(農学系) 松島 憲一准教授 他長野スタジオ(サテライト)上田ケーブルビジョン上田スタジオ(サテライト)伊那ケーブルテレビジョン伊那スタジオ(メインスタジオ)信州の伝統野菜シンポジウムの様子はQRコードからご覧いただけます『準絶滅危惧種』という言葉が出てくるが、お二人の方が生産をつないでいる芦島蕪は、まさに、その言葉の状態になっていると言える」と補足しました。一方、松本市奈川で栽培されている保平蕪の担い手、奥原勝由さんは一人で年間13トンを生産しています。映像コンテンツでは、生産者の後継者不足対策として、都会向けの収穫ツアーを開催していることが紹介されました。伊那スタジオの毛賀澤氏は「こうして関係人口が増えていくのは、地域を守っていくために重要なことかもしれない」と話し、平山アナも「いい取り組みですよね」と言葉を重ねていました。松本スタジオとのやりとりでは、奥原さんが栽培を始めたのは、信州大学が深く関係しているというエピソードが明かされました。「私がまだ会社勤めだった頃、信州大学の学生さんが奈川に来て畑を一枚借り、そこでカブを育てて、奈川の人と一緒に品評会をやりました。その時、自分のカブが一等賞に、家内の甘酢漬けが優秀賞に選ばれました。信州大の先生にも褒められて。それがすべてのきっかけですね」(奥原さん)。そして奥原さんも、「現状ではカブの生産だけでは食べていけない。販路開拓を進める必要がある」と説明。県からの支援に期待を懸けつつ、「なんとか絶やさないように頑張っていきたい」と決意を述べていました。最後に、松島准教授は「実は松本城や善光寺といった県内の文化財と並ぶくらい、自分たちの足元の食文化を残していくのは大切なこと」だと指摘。その上で、「自分たちがおいしいと思って食べていないと、外の人は食べに来てはくれません。まずは地域の人たち自らが伝統野菜を食べておいしいと思うことが大切かなと思います」とまとめ、「(他地域の伝統野菜)生産者の皆さんには(映像制作の)順番が回ってくるまで、しっかり守り続けていただきたい」とエールを送っていました。シンポジウムは番組収録され、3月下旬から5月上旬にかけて、長野県ケーブルテレビ協議会加盟各局で順次放送されました。信州大学動画チャンネル(https:// www.shinshu-u.ac.jp/guidance/ media/movie)では、シンポジウム全編(90分)のほか、映像アーカイブ8本すべてを公開しています。無料でご覧いただけますので、ぜひご視聴ください。06映像を持ち寄ってをつないで検証あらためて「信州の伝統野菜」を守り続けていく意義平山 直子氏 〈伊那ケーブルテレビジョンアナウンサー・放送課長〉(※信州大学農学部卒業生)
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