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172021年3月、チェコ共和国のマルチン・トムチョ駐日特命全権大使が、松本市訪問を機会に、濱田学長を表敬訪問されました。チェコ共和国のリベレッツ工科大学繊維学部と本学繊維学部は学部間協定を結んでおり、10年に亘る研究者の交流が続いています。昨年チェコ共和国は日本との友好100周年を迎え、これまでの文化・芸術の交流から教育分野にもその活動の幅が広がっています。同国は日本の間でAIをテーマにした講演会をウェビナー形式で開催するなどして、2021年をチェコ科学・教育・イノベーション年として力を入れていることから、状況が許せばリベレッツ工科大学を含む50大学の代表が来日して交流することが予定されています。チェコ共和国には270社以上の日本企業が進出し、EU諸国でも日系企業進出率がトップに入る日本に対して、英語による授業や技術伝承の期待が大きいことや、海外が行うランキング調査で認知された本学との様々な交流への期待についてなど、今回の表敬訪問のきっかけとなったスメタナ・リトミシュル会の久保田先生をはじめ関係者のみなさまと和やかな懇談が行われました。駐日チェコ共和国特命全権大使による信州大学長表敬訪問信州大学と国立研究開発法人国立長寿医療研究センターとは、包括連携協定を締結し、2021年4月より発効いたしました。これは、医学部医学科加齢生物学教室の樋口京一教授(現、特任教授)が国立長寿医療研究センターと長年にわたり進めてこられた連携大学院協定を発展させたもので、診療や研究を含む総合的な連携を企図しています。国立長寿医療研究センターは、愛知県大府市にある日本で6番目のナショナルセンター(国立高度専門医療センター)で、健康長寿をテーマとして、認知症、フレイル、ロコモティブシンドロームを中心に、研究・診療を行っています。超高齢化社会の日本の医療課題を解決するため、長寿県の長野で得られた信州大学の研究成果と国立長寿医療研究センターの取り組みが有機的に結びつき、イノベーションへとつながることが期待されます。国立研究開発法人国立長寿医療研究センターとの包括連携協定締結写真左からスメタナ・リトミシュル会小口久光事務局長、同会久保田嘉信会長、濱田州博信州大学長、駐日チェコ共和国特命全権大使Martin TOMČO(マルチン・トムチョ)閣下、武田三男信州大学理事、同会安東和民理事/リトミシュル市親善大使、大使アシスタント池田桜子氏写真(調印式:コロナ禍のため各所で行いました)集合写真は左から、信州大学:樋口京一教授、濱田州博学長、中山淳医学部長、沢村達也教授国立長寿医療研究センター:松原德和企画戦略局長、荒井秀典理事長、新飯田俊平研究所長、島田裕之老年学・社会科学研究センター長懇談の様子駐日チェコ共和国特命全権大使Martin TOMČO(マルチン・トムチョ)閣下

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