PLAN_NEXT報告書
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53つの「L」大学運営の基本方針Local 文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC)」に引き続き、「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の採択を受け、地域資源・地域連携を生かした実践学修による若者の地元定着及び地域活性化に取り組みました。また、地域社会の課題を分析し、解決策を考え、実践する人材を育成する「ローカル・イノベーター養成コース」を全学横断特別教育プログラムに2017年度から開設しました。長野県庁内に「信州大学・長野県連携室」を設置して特任教授を配置し、長野県と信州大学との組織対組織の連携を促進しました。首都圏の優秀な人材と県内企業を結びつける信州100年企業創出プログラムの実施や長野県の施策と連動した航空機システム共同研究講座の運用により地域と連携して人材育成を行いました。附属病院と附属学校園は、それぞれ地域の「医の拠点」であり、「教育の拠点」であることを再認識しました。Literacy 共通教育のカリキュラムを全面的に見直し、基礎・基本的な知識(基盤系)、社会人として必要な幅広い教養(教養系)、学部専門に繋げるための知識や能力(専門基礎系)を修得できるようにしました。基盤系の「学術リテラシー」を必修とし、主体的学修能力の育成を図りました。すべての学部学生が横断的に学びを深める全学横断特別教育プログラムを開設し、分野横断的な学修ができる体制を整えました(Green、Global、Localにそれぞれに対応したコースを記載)。様々な媒体で提供される学術情報を最適な形で提供する体制を整えると共に、信州大学の教育・研究成果を研究者総覧(SOAR-RD)・機関リポジトリ(SOAR-IR)により国内外に発信し、学内外の人がそれぞれの分野に応じた手段を適切に活用するための知識や能力を身につけられるようにしました。Linkage  国際連携では、海外の教育研究機関と協定を締結し、学生・教員の交流や共同研究を積極的に促進しました。地域連携では、長野県だけでなく、多くの市町村と包括協定を締結し、それぞれの自治体の課題に応じた連携に取り組みました。また、地域住民の参加により協働で課題解決する「信州リビング・ラボ」構想を進めました。産学連携では、研究推進部大型研究推進課の設置やURA室の充実等により組織対組織の共同研究を推進しました。文部科学省「留学生就職促進プログラム」や「大学による地方創生人材教育プログラム構築事業(COC+R)」では、北陸新幹線を意識し、金沢大学や富山大学と連携して取り組んでいます。クロスアポイントメント制度も積極的に活用し、人材も含めた連携を進展させました。一部の連携について取り上げましたが、様々な形態の連携を進化できたと感じています。ローカル・イノベーター養成コースでは、地域・社会・経済問題の構造化や戦略立案のフレームワークを実践的に学び、日々の諸問題に対応する力を養います。(JR松本駅における課題解決実践ゼミの様子)共通教育新カリキュラムでは、教養系・演習形式の授業を全1年次生が履修する体制を整えています。(「環境マネジメント入門ゼミ」の授業風景)大学による地方創生人材教育プログラム構築事業(COC+R)では、信州大学、金沢大学及び富山大学を繋ぎ、オンラインで連携・交流型の講義を実施しています。LocalLiteracyLinkage

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