PLAN_NEXT報告書
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37半田 志郎HANDA Shiro国際科学イノベーション拠点/特命戦略(航空宇宙)担当副学長Method 1アクア・イノベーション拠点(COI)事業の支援と関連する産学官連携および地域連携の推進2013年に始まったアクア・イノベーション拠点(COI)事業は、2019年度からPhase3(後期3年間)へと進展し、革新的な逆浸透(RO)膜による海水淡水化技術等の社会実装を目指しています。2016年に発効したSDGsにも大きく貢献します。この事業推進の支援と共に、産学官連携および地域連携を通して関連分野への横展開を支援します。(関連中期計画:9-2、11-1)➡【関連Method:中村Method8(P20)】国際科学イノベーションセンター(AICS)では、COI事業が実施され、革新的な「造水・水循環システム」の実現を目指して、研究開発が進められています。年4回の研究推進会議、年1回のシンポジウム、その他サイトビジットの運営、広報等について着実に支援を行いました。シンポジウムや展示会の開催により、COIの水処理技術への関心は高まっており、COIの基盤組織であるアクア・ネクサスカーボン-プラットフォームに加入する水関連企業は増加傾向で、新たな共同研究に発展しています。AICSは、環境配慮技術を駆使した建物であり多額の維持管理費がかかっていましたが、設備改修並びにレンタルルーム借料の見直し等を図った結果、自立化の見通しが立ちました。自己評価 S【国際科学イノベーション拠点に関する目標】国際科学イノベーションセンターを活用した世界最先端の研究プロジェクトの推進支援と高度専門人材の育成第8回シンポジウム(2020年度)をオンラインで開催し、水関連企業の社員や個人を含め約300名の参加がありました。(2021.2.2)Method 1 アクア・イノベーション拠点(COI)事業の支援 国際科学イノベーション拠点で展開されているアクア・イノベーション拠点(COI)事業の円滑な推進を支援すると共に、COI事業の成果を生かすべくアクア・ネクサスカーボン-プラットフォームを立ち上げました。2016年度に発足した本学工学部水環境・土木工学科の教員・学生がCOI事業の推進、特にタンザニアにおける水問題について、水質調査や統合水環境システムの構築に向けて進め、SDGsに大きく貢献できる見込みです。 航空宇宙システム研究拠点を中心に、研究開発と人材育成の密接な連携のもと、諸活動を推進しました。特に、研究の着実な進捗、共同研究講座の第2期4年間の継続支援の決定、新教育システムの見える化の実現など、当初計画以上の成果が得られました。

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