PLAN_NEXT報告書
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23Method 6病院機能の強化特定機能病院としての役割を果たすため病院機能を強化します。療養を受け易く安全に診療が行える病棟改修計画を作成します。また、高度医療を安全に行うために、医療スタッフの配置および医療機器の更新等を長期的計画に基づき行います。(関連中期計画:14-1、14-2)➡【関連Method:小宮山Method5(P26)】病院機能の強化を図るため、新たな病棟の運用開始を目指し、病院全体における病床の再配分と人員配置計画を策定して、2018年度に包括先進医療棟(南病棟)を稼働しました。また、ICU跡地を改修して、透析室の増床等を行うとともに、既存病棟についても改修の検討を進め、県旭町庁舎への精神科の移転工事を開始しました。これにより、特定機能病院として高度な医療を提供する機能を支えるインフラ整備が進みました。自己評価 A2018年度に高度な医療提供の基盤である南病棟を稼働させるとともに、患者療養環境の向上に向けて病棟改修工事に着手しました。Method 6 高度医療の提供と療養環境の向上Method 7健全な病院経営経営推進部門の正確でリアルタイムな経営分析に基づき、健全な病院経営を行います。信州大学病院業務監督委員会の助言を得ながら、病院長がリーダーシップを発揮し、高度医療および先進医療を安全に行える体制を整えます。(関連中期計画:20-3、21-2)2016年度から新たに経営推進のための組織を設置し、病院運営上の課題の把握や経営改善に向けた企画立案を開始し、「経営改善プラン」を策定しました。経営推進部門会議を毎週開催し、病院収入の増収策、経費削減策、業務改善策等の分析と検討を行い、病院経営の改善に繋がる提案及び情報発信を行いました。病院の経営に関する情報を院内及び学内で速やかに共有するガバナンス体制を整え、この構築によって経営の改善が進みました。自己評価 S病院長自らが職員へ経営状況について説明します。高度医療及び先進医療を担うには安定した病院経営が必要です。全職員が信大病院の経営を理解して、医療に携わることが求められます。Method 7 病院経営状況の説明Method 5国際的な医療人材の養成海外の医療機関と連携し、医療スタッフの海外における研修および当院への研修受入を推進します。また、医療スタッフの長期もしくは短期留学の支援を行います。(関連中期計画:13-1)2017年から台湾高尾市立小港病院と協定を結び、医師及び医療スタッフの海外における研修のため、本院から派遣し、また研修生を受け入れました。また、休職して海外の研究機関で研究に従事する職員への病院独自による留学支援制度によって、さらなる国際化の推進を行うとともに、非常勤メディカルスタッフの常勤化や組織の改組を実施して、優秀な人材の育成に努めました。自己評価 B2017年から台湾高尾市立小港病院と協定を結び、医師及び医療スタッフの交流を行っています。日本だけでなく、世界の病院、特にアジアの病院と交流を深め、医療技術の進歩に貢献します。Method 5 近隣諸国の病院との交流

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