PLAN_NEXT報告書
22/40

21Method 1高度医療を安全に提供特定機能病院として、高度医療および先進医療を安全に提供します。包括先進医療棟(南病棟)完成に伴い、長野県における医療の最後の砦として、本院でしかできない治療を行います。また、多くの関連病院と連携し、入院から在宅医療までシームレスな医療を提供します。(関連中期計画:13-2、13-3、14-2)高度医療及び先進医療を安全に提供するため、2018年度からMRI装置の増設、通院治療室及び集中治療室の増床、手術室の増室、産科病棟にNICU及びGCUを含めた総合周産期病棟、婦人科疾患と乳腺疾患を主体とした女性患者向けのレディース病棟機能を備えた南病棟の稼働を開始しました。各診療施設では、医師主導治験、研究支援体制の強化や全国でも先駆けとなる医療に着手し、長野県唯一の国立大学病院、特定機能病院として、先進的医療を安全に提供することに努めました。自己評価 S【地域の拠点病院としての目標】心の通い合う透明性の高い医療、患者さんの社会復帰支援、地域医療と福祉の向上、人間性豊かな医療人の育成、未来の医学医療の創造と世界への発信2018年4月に完成した南病棟手術部門に、産学官が連携し開発したMRI装置搭載の手術ユニット(スマート手術室)を作りました。手術中にすべての医療情報をIoTにてリアルタイムに確認できます。高い手術精度と安全性が期待できます。Method 1 南病棟の建設と最新手術室川真田 樹人KAWAMATA Mikito病院/保健管理/特命戦略(地域医療)担当理事副学長 信州大学医学部附属病院は、「診療・教育・研究を遂行する大学病院としての使命を有し、また患者さんの人権を尊重した先進的医療を行うとともに、次代を担う国際的な医療人を育成する」という理念のもと、特定機能病院、災害拠点病院、長野県がん診療連携拠点病院などの指定を受け、先進的医療を安全に提供し、地域医療への貢献に努めております。2018年度から包括先進医療棟(南病棟)の稼働を開始し、さらなる超急性期・急性期医療やがん診療の充実を図り、最新の医療を県内外へと発信し、本院の理念を推進しました。今後も職員一丸となり、地域の皆様に安心して受診していただけるよう、質の高い医療の提供に努力して参ります。

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る