PLAN_NEXT報告書
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19Method 5学術研究・産学官連携推進機構の機能強化産学官連携・地域総合戦略推進本部にブランディング戦略を担う部署を設置し、学術研究支援本部の知財・ベンチャー支援室および研究コンプライアンス室とあわせて本学のパブリック・エンゲージメント機能を強化します。また、「知の森基金」構想を前進させます。(関連中期計画:10-1、11-1、20-2)学部生・院生・教員の各層に対応する形で、学内専門支援人材の配置や学修環境を整備し、各段階に応じた学外連携・支援先を確保するなど、総合的な大学発ベンチャー創出・支援体制が構築されました。また、上記を含めて社会連携に関する情報やネットワークを総合的にマネジメントする部署として、ユニバーシティ・エンゲージメント室を設置し、部局横断的な社会連携推進によって研究・教育の付加価値創出を進める体制を整えました。自己評価 S【産学官・社会連携に関する目標】パブリック・エンゲージメント機能の強化大学と地域・社会・世界との繋がりを強化する様々な学内の取組を融合し、信州大学のブランド力を高める活動を推進しています。Method 5 ユニバーシティ・エンゲージメント室Method 6地域の知の拠点としての機能の強化信州を未来へつなぐ、人材育成と課題解決拠点「信州アカデミア」事業により得られた知見を活用し、地域志向教育の充実を図るとともに、地域住民の参加により協働で課題解決を進めていく「信州リビングラボ」構想を前に進めます。(関連中期計画:10-1)国のモデル事業を通じて産学官連携機能が強化され、地域と協力してトップ人材を育成する新たな副専攻制度や地域企業の成長と人材確保を両立する特徴的な事業が構築されました。また、市民ニーズ・市民参画で研究の発展や活用を考える「リビング・ラボ」の仕組みづくりを進めた結果、健康長寿や防災減災など日常的に意識がしづらい領域への関心喚起、研究支援(寄附)を生み出すなど、地域協働で地域課題を解決する仕組みが構築されました。自己評価 S「わたしがつくる つぎの防災・減災」シンポジウムをオンラインとリアルのハイブリッド型で実施しました。Method 6 防災・減災を考えるワークショップMethod 7地域のメディカル産業振興への貢献医療現場からの開発ニーズの発掘、共同研究のマッチング等を推進し、地域のメディカル産業振興において中心的な役割を果たします。また、「信州メディカルシーズ育成拠点」等を発展させ、産学官民が一体となった医工連携を進めて、地域の活性化に貢献します。(関連中期計画:9-2)本学に整備された医工連携プラットフォームを活用し、COVID-19対策用機器・器具をはじめ、多数の産学共同研究開発が進行し、製品が上市しました。海外の多様な医療機器展示会にも出展し、ドイツCOMPAMED2019では連携企業4社合計で6.6億円の商談がまとまりました。また、長野県内企業等と開発した、救急医療の高度化・DX化に資する「救急搬送時の遠隔作業支援」システムが2021年2月に内閣府が主催する第3回日本オープンイノベーション大賞の厚生労働大臣賞を受賞しました。自己評価 S

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