PLAN_NEXT報告書
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9 共通教育新カリキュラムを開始し、1年次生から主体的な学習を促す教育の充実を図るとともに、実践力を持った高度キャリア人材の育成を目指した「全学横断特別教育プログラム」を推進しました。学修支援サービスの体制を整え、学生の主体的な学びをサポートするとともに、学生と教職員が協働して「松本キャンパスアクセシビリティ・マップ」を作成する等、障害学生支援の充実を図りました。また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、学生に対する感染防止対策の支援、信州大学知の森基金を活用した給付金の支給を行いました。文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の採択を受け、低年次からのキャリア教育・就職支援、インターンシップの拡充に取り組みました。大学院では、人文科学、教育学及び経済・社会政策科学の各研究科を再編統合した総合人文社会科学研究科への改組、教育学研究科における高度教育実践専攻(教職大学院)の改組を行いました。また、「信州大学教育の質保証概念図」の策定、「信州大学シラバスガイドライン」の改正等を通して、教育の質保証システムの実質化を図りました。入試に関しては、入試結果分析及び入試追跡調査を継続的に行うとともに、学習指導要領改訂等の社会変化に対応するための情報収集を積極的に行い、入試の改善に繋げました。教育学部附属学校園では、教職大学院や地域の学校と連携し、学び続ける教員の養成拠点としての機能強化を図りました。Method 1初年次教育の充実全ての新入学生に大学生としての基礎力を身につけさせるため、高等学校の教育から大学の教養教育、そして専門教育につながる学習の系統性や順次性に配慮した共通教育カリキュラムを編成し、初年次教育の充実を図ります。(関連中期計画:1-1)平野 吉直HIRANO Yoshinao教務/学生/入学試験/附属学校担当理事副学長【教務に関する目標】主体的な学びの促進と「独創力」を育む教育全1年次生必修の「学術リテラシー」では、グループ学習を活用して主体的学修能力の育成を目指します。Method 1 「学術リテラシー」授業風景信州大学生として必要な学問形成に不可欠な基礎的・基本的な知識及び能力の修得を目的とした「基盤系」、総合的な思考力や問題解決能力の修得を目的とした「教養系」、学部専門に繋げるための知識や能力の修得を目的とした「専門基礎系」の3区分からなる共通教育新カリキュラムを、2020年度から開始しました。主体的学修能力を育成するため、基盤系「学術リテラシー」及び教養系・演習形式の授業を必修として設定し、全1年次生が履修する体制を整えました。自己評価 A

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