信大医学部研究紹介2021(日本語)_プレス品質
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35健康に貢献する歯科・口腔外科医療の推進と発信!口腔が司る機能はどれくらいあるでしょうか?口腔は消化管の入り口であり、とても狭い領域ですが、たくさんの機能を有しています。口腔には虫歯や歯周病に加えて口腔がんも発症し、口腔の機能が損なわれ生活の質が低下することもあります。口腔機能の低下は全身の健康にも影響を及ぼします。また、高齢化社会の進行により、多くの病気をもった患者さんが増加しており、このような高齢者の方が安心して歯科治療を受けられるような環境を確立することも必要とされてきています。当教室では、口腔機能の維持・改善、健康余命の延長を目的とした研究を行っています。・口腔と全身との関わりに関する研究・口腔機能の維持・改善を目的とした再生医療の開発・医科疾患の治療を支える歯科・口腔外科治療システム、医療材料及び医療機器の確立・開発・口腔がんにおける機能温存・健康余命延長を目指した治療法の開発口腔は咀嚼、嚥下、発音などの多彩な機能を司る器官です。最近では口腔機能と全身の病気との関連が明らかにされており、口腔機能の維持を図ることの重要性が認識されています。口腔機能の維持・改善により、健康余命の延伸が図られ、生活の質の向上を目指します!歯科治療はもちろん口腔外科治療、摂食嚥下リハビリテーションを含めた口腔のスペシャリストとして、地域医療に貢献するとともに、世界に情報を発信できるリサーチマインドをもった歯科医師を養成することを目指しています。主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像歯科口腔外科学(特殊歯科・口腔外科)(教授 栗田 浩)安全で安心な歯科治療・口腔外科治療の実践インプラント埋入シミュレーション   唾液検査装置(写真上)   細胞培養(写真下)自由&手術&神経泌尿器科学本教室は50年以上の長い歴史をもっております。泌尿器科が担当する領域は、非常に幅広く、下記を取り扱っています。 泌尿器科一般、泌尿器悪性腫瘍治療、腹腔鏡手術、ロボット支援手術、排尿障害、腎移植、感染症、性機能障害、男性不妊など設立以来の当教室の基本の三原則は、自由、手術、神経泌尿器科学です。・神経泌尿器科学・尿路再生医療の研究  設立以来、神経泌尿器科研究のメッカです。再生医療を臨床で行っています。(脂肪幹細胞を利用した尿道括約筋再生)・低侵襲手術の改良・推進の研究  長野県下で最初にロボット支援手術を開始しました。・先進的移植医療の推進  長野県の移植医療の中心的存在です。移植医療センターもあり、移植医療全般の推進をサポートしています。・最先端の神経泌尿器科学、再生医療研究を行い、臨床応用します。・最先端手術支援装置を使用した手術を実施します。・難度の高い移植医療を行います。・一流の臨床家、研究者として活躍できます。・海外留学への道も開けています。(過去の留学実績:スウェーデン・ルンド大学、米国・ピッツバーグ大学、ベルギー・アントワープ大学、カナダ・マギル大学)主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像泌尿器科学(教授 石塚 修)2012年 ロボット支援手術、県下第一例目を実施しました若手が多く、互いに自由に意見を述べることのできる活気ある教室です

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