信大医学部研究紹介2021(日本語)_プレス品質
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14基礎から臨床までの幅広いアプローチにより、医療に役立つ医薬品情報を創出する医療現場では誰もが知っている副作用や相互作用でも、原因や機序が不明のものが数多く存在します。私たちはそのような難問に、細胞や組換え酵素を用いた基礎研究、患者さんの検体を用いた臨床研究、患者さんの医療情報やビッグデータを用いた調査・疫学研究など様々なアプローチから取り組み解明していくことによって、質の高い医療・医薬品情報の提供と患者さんの生活の質の向上に寄与することを目指しています。・薬物代謝酵素を介した薬物間相互作用に関する研究・医薬品副作用データベースを用いた薬物間相互作用に関する研究薬物間相互作用の研究は相互作用が引き金となって起こる副作用を回避することができ、医薬品の適正な使用に貢献できます。また、薬物間相互作用の起こりにくい医薬品の開発にもつながります。当研究室で研究を学んだ学生の多くは、卒業(修了)後、医療現場で医師・薬剤師として活躍しています。また、製薬会社の薬物動態研究所の研究職を目指すこともできます。主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像分子薬理学(薬剤部)

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