2021_信州大学環境報告書
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2021年1月14日に、「原子力災害後の福島県に住む野生動物」というタイトルで福島県環境創造センターの斎藤梨絵さんにご講演いただきました。例年は工学部内で行い、学生および近くにお住まいの方々を対象に行ってきた市民公開講座ですが、今年はコロナ禍の影響を受けて、初のオンライン開催となりました。当初は技術的な面で不安がありましたが、工学部技術部の協力を得て、無事環境を整えることができました。また、集客の方でも不安がありましたが、大学ホームページをみて申し込まれたという県外(東京、山梨・・・)の方やオンラインシステムを使うことが初めてというご高齢(82歳)の方など予想外の申し込みがあり、学内外で合計90名(うち学生60名程度)の参加がありました。当初は通信トラブルのリスクを下げるために、講師の方にはご来学いただく予定でしたが、コロナウイルスの感染拡大がおさまらず、緊急事態宣言の発令もあり、福島からのオンライン講演となりました。原発事故から10年経過した現在における福島県のイノシシを主とした野生動物の現状について、生態調査から明らかとなった知見をわかりやすく系統立ててご説明いただきました。講演終了後においては、質問しにくいオンライン環境であるにもかかわらず、活発な質疑応答がなされました。無事この講座を終了できたのは、講座開催に携わっていただいたみなさまのおかげです。この場を借りて深く感謝申し上げます。工学部環境委員会第25回市民公開講座開催04地域社会への貢献についての取り組み講演の様子35

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