2021_信州大学環境報告書
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Shinshu University Environmental report02環境への取り組み国立大学法人信州大学地球温暖化防止実行計画(第3期・抜粋)2-5 環境保全活動■ 計画策定の趣旨 国立大学法人信州大学(以下、「本学」という。)は、環境方針の基本理念として「信州大学は、かけがえのない地球環境を守るため、本学における教育・研究、地域貢献、国際交流など、あらゆる活動を通して、人と自然が調和した、持続可能な社会の実現に貢献します。」と掲げ、環境マインドを持つ人材の養成にも積極的に取り組んでいる。 教育・研究活動等の過程におけるエネルギー消費により、温室効果ガスを排出することは避けられないが、教育・研究機関として、本学にも、その排出量を可能な限り抑制する責務があると考えられる。 また、政府は、平成17年4月に「京都議定書目標達成計画」(平成20年3月全部改訂)、平成28年5月に「地球温暖化対策計画」を閣議決定した。さらに、令和2年11月に、「気候非常事態宣言」を国会決議した。「地球温暖化対策計画」では、国立大学法人等について、「環境配慮契約を実施し、温室効果ガス等の排出の削減に努めるものとする。」とされている。 本学は、以上の国としての対応を踏まえ、本学としての取組を明らかにするため、信州大学地球温暖化防止実行計画(以下、「実行計画」という。)を、平成22年に第1期、平成29年度に第2期を策定した。 第2期実行計画は、平成25年度を基準として、温室効果ガスの原単位排出量を平成26年度から令和2年度までに合計で7.0%削減する目標を掲げ、達成の見込みである(令和3年2月現在)。引き続き、温室効果ガス排出量の削減に向けた具体的な取組を策定し、それらを着実に実行するため、第3期実行計画(以下、「本計画」という。)を策定する。■ 計画の目的 信州大学自らが大規模なエネルギー消費者であるとともに、極めて高い公共性を有する教育・研究機関であるとの認識の下に、本学が実施する全ての事業において、地球温暖化の防止に向けた取組を行うことにより、温室効果ガスの排出を抑制する。また、環境に配慮した各種取組等の拡大や、環境マインドを持つ学生の輩出、環境研究の推進を通じて、社会全体の排出抑制に寄与する。■ 計画の期間及び対象 本計画の期間は、令和 3 年度(2021 年度)から令和 5 年度(2023 年度)とする。なお、この期間の社会情勢の変化、技術革新の進歩等の状況を踏まえ、適宜計画の見直しを行うものとする。 本計画の対象は、寮・宿舎を除く本学の全ての地区において排出される温室効果ガス(エネルギー起源二酸化炭素に限る)とする。■ 計画において設定する具体的な目標 第2期実行計画において設定した目標を継続し、平成25年度(2013年度)を基準として、温室効果ガスの原単位排出量(※1)を、令和3年度(2021年度)から令和5年度(2023年度)までに10.0%(毎年平均1.0%)以上削減することを目標とする。※1 温室効果ガスの総排出量(地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき算定) ÷ 建物延べ床面積30

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