2021_信州大学環境報告書
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(1) ヒューマン・ウィーク※1期間中に行う今日的課題に対する取り組み  (※1 例年7月初旬に1週間行われる総合的な学習の時間)令和2年度の1学年のヒューマン・ウィークでは、現代社会の様々な課題から、自分自身の「問い」を設定し、追究していきました。「家の近くや学校の近くなどの身近な場所にはどのような魚類が生息しているか」「環境のために自分たちが出来ることとは」「環境を守っていくためにはどうすればよいか」等、身近な生活や環境に目を向ける生徒も多く、実地調査等を行いました(写真1)。そして、各自の追究を、生徒同士で共有しています(写真2)。調査結果としてまとめたレポートをもとに、学級内発表会等を行っています。(新型コロナウイルス感染防止対応のため、令和2年度は実施できませんでしたが、例年、参観日に保護者を対象に発表及び学習発表会で他学年の生徒や地域の方に紹介しています。)(2) 地域の環境美化活動新型コロナウイルス感染防止対応のため、令和2年度は実施できませんでしたが、例年9月に地元企業である富士通株式会社と合同で地域の環境美化活動を行っています。この活動は地域の美化活動を通して近隣地域の一員であるという自覚を高めることを目的に、学友会(生徒会)(以下「学友会」という)が企画し、令和元年度まで17年間継続して実施しております。(写真3・4)(3) ゴミの分別活動附属長野中学校では、校地内にゴミの分別場を設置し、校内から発生したゴミを分別しています。また、各教室にリサイクルボックスを設置し、紙の再利用(裏紙の活用)や古紙の再資源化に努めています。写真1 「図書館での調査活動」(1) リサイクル活動:全校児童・職員が,給食の牛乳パックを焼却ごみにせず、業者に回収してもらうリサイクル活動を行っています。(2) 節電・節水への取り組み:各水道場に「節電」「節水」ラベルを表示し、節電・節水に取り組んでいます。また、夏場は地下水を利用して、芝生の散水を行っています。(3) ゴミの分別活動:分別ボックスによってごみを細分化分別、ペットボトル、紙の再利用(裏紙使用)、段ボール・新聞紙・古紙・不用紙の再資源化に努めています。(4) 堆肥作り:堆肥場を設置し、校内外の落ち葉や刈った草等を入れ、堆肥を作っています。それを植物の栽培に利用しています。(写真1)(5) 校庭草取り及び低学年広場の芝生化と管理:芝生への灌水、施肥、芝刈り等を行い、校庭除草、屋外教育・緑化環境整備に努めています。(写真2-1~2-2)(6) 環境教育:環境教育を視野に入れた活動を行っています。具体的には、以下のような活動を行ってきました。①花や緑・作物栽培活動・ 花(プランター)や野菜(トマト、大根等)を育てる活動(写真3~5)②動物飼育活動・ 羊、ヤギ飼育、小屋作り、清掃、餌の調達(写真6~8)③環境保持活動・ 自然体験園(大池)の清掃、PTAによる環境整備(写真9)写真2-2 低学年広場芝生化写真2-1 校庭草取り写真3大根の種まき(4年生)写真4野菜作り(1年生)写真5花作り(緑化委員会)写真6 トカラヤギとの出会い(1年生)写真8ヤギの飼育(2年生)写真9大池の清掃(6年生)写真7羊との出会い(1年生)写真1 堆肥作り(5年生)■ 附属長野小学校■ 附属長野中学校写真2 ヒューマン・ウィーク期間中に学校内外で調査結果を共有写真3·4 地域の環境美化活動に参加27

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