統合報告書2021
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ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス↓()↓人と地域の資産財務情報Integrated Report 2021 Shinshu University寄附金は、企業や個人の皆さまからご支援をいただくもので、教育研究の奨励、学生等に対する奨学支援、地域社会との連携事業に対する支援、学生・教職員等が行う国際交流、文化、体育活動等への支援、その他信州大学が行う事業等への支援に使用され、その成果を通じて広く社会に貢献します。また、寄附金による寄附講座等の開設ができます。・ 銀行振込・ (個人の方からのご寄附のみ)クレジットカード、 コンビニ払い、ネットバンキング(Pay-easy)等★信州大学への寄附金については、寄附金の控除(税制上の優遇措置)が受けられます。・企業等の皆さまからのご寄附の場合は、寄附金の全額が損金に算入できます。・個人の方からのご寄附の場合は、所得控除できます。ご不明の点は担当窓口にお問い合わせください。担当窓口(お問い合わせ先)女性が新しい命を授かる妊娠時から、出産、そして産後にかけては、数々のメンタルヘルス不調を抱える時期でもあります。周知の通り、もともと精神的に健康であった女性でも、産後うつ病に苦しむ方が少なからずおり、すでに統合失調症やうつ病といった精神疾患に罹患している女性のなかには、妊娠した喜びだけでなく、さまざまな不安を持たれ、病状悪化に陥る方もいます。そのため、生まれてくる赤ちゃんや、パートナーを始めとしたご家族への包括的な支援が必要不可欠であり、医療職だけでなく、地域の保健師や福祉関係者など、多分野の関係者が情報を共有し、密に連携することが求められています。しかし、日本には周産期メンタルヘルスの専門外来はいくつかあるものの、これらの問題に特化して診療、研究、教育を行っている大学の講座や研究機関はほとんどないのが実情です。信州大学医学部では、この問題の重要性に鑑み、組織横断的に多職種の関係者が連携して課題の対応にあたる専門講座の設置が望ましいと考え、この思いに賛同してくださる方々からご寄附をいただき、講座開設を実現しました。精神科だけでなく、医学部内の複数の教室が協力教員として参加していることも特徴的であり、信州大学医学部の寄附講座としては初となります。本講座の実現によって、長野県内在住の精神的問題を抱えた妊婦さんと赤ちゃん、そのご家族やパートナーの方々に寄り添う、多部門多職種協働支援システムの構築も期待できます。※このマークは、NPO法人ひまわりの会を通じて、 マタニティーマークの作者に特別に制作していいただきました。TOPICS55①WEBフォームによるお申し込みまたは各担当 窓口で書面によるお申し込みを受け付けます②以下のお支払い方法にて寄附金の納入を お願いいたします③入金確認後、約2週間後に寄附証明書を 発送いたします詳細・お申込みはこちらhttps://www.shinshu-u.ac.jp/donation/kifukin/寄附金ホームページをリニューアルしました2021年4月1日から、信州大学「寄附のご案内」ホームページが新しくなりました。信州大学で今、どのような寄附金を募集しているのか一目でわかるようになっています。寄附のお申込フォームもよりお手続きしやすいようリニューアルし、個人の方からのご寄附については、クレジットカード等でのご入金にも対応しました。新しいホームページをぜひご覧ください。共同研究・受託研究・ご寄附の受入手続き寄附講座「周産期のこころの医学講座」の開設が実現信州大学医学部の寄附講座「周産期のこころの医学講座」が、2021年4月に開講しました。精神医学教室の鷲塚伸介教授を責任教員とし、担当教員の村上寛特任講師を中心に、精神科、産科、小児科、遺伝医学の教員が連携し、組織横断的に周産期メンタルヘルスに関するさまざまな問題への支援方法の開発と研究、教育を行います。お申し込みの流れご寄附の場合財務情報05

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