統合報告書2021
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ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財務情報国や自治体の財政健全化や予算の適正配分といった観点から、国からの運営費交付金は2004年度の国立大学法人化以降約29億円削減されている状況です。こうした中で、外部資金の獲得や附属病院の診療収入といった自主的な財源の確保、資産(土地、建物等)の効率的な運用が求められています。本学では総合大学としての特徴を活かし、国から交付される運営費交付金等の他に、多くの外部資金(受託研究・受託事業・共同研究・寄附金等)、競争的資金(科学研究費助成事業等)の獲得に努めています。(百万円)5,0004,0003,0002,0001,0002017※受託研究費・共同研究費・受託事業費は間接経費を含む金額です。※寄附金には現物寄附を含みません。201820192020(年度)受託研究費受託事業費共同研究費寄附金リアルタイムモニタリングで明らかになる湖の未来の姿湖沼高地教育研究センター教授 宮原 裕一長野県最大の湖、諏訪湖の水質をリアルタイムで観測するためのモニタリング装置作成挑戦金額 1,000,000円文部科学省では、毎年大学の産学連携等の実施状況について、民間企業との共同研究、受託研究、治験の実績、知的財産の活用等についてランキングを発表しており、2021年1月に発表された2019年の実績では、国公私立大学(短期大学を含む)、国公私立高等専門学校、大学共同利用機関(全1,068機関)を対象に以下の成績を収めました。民間企業との共同研究実施件数で12位、共同研究費受入額1,000万円以上の実施件数で18位、外国企業との共同研究費受入額で11位(51百万円)、特許権実施等件数で9位でした。(百万円)1,4001,2001,000※間接経費を含む金額です。※挑戦的研究には挑戦的萌芽研究も含まれています。8006004002000020172018基盤研究その他文部科研挑戦的研究20192020(年度)Integrated Report 2021 Shinshu University若手研究他省庁科研49運営費交付金の削減に伴う自主的財政の確保、資産運用信州大学HP 信州大学公認クラウドファンディングhttps://www.shinshu-u.ac.jp/research/donation/crowdfunding/外部資金の受入額推移事例紹介:クラウドファンディングクラウドファンディングとは、インターネット上でプロジェクトにご賛同いただける不特定多数の方から広く支援を募る仕組みです。9709703893896966962,2482,248信州大学においても教育研究等の更なる推進のためにクラウドファンディングを活用したプロジェクトを実施しており、プロジェクトにご賛同いただいた多くの皆さまから温かいご支援をいただきました。プロジェクトの募集は本学のホームページ等で随時お知らせしております。ご支援いただける方には、実施者からのリターンをお楽しみいただけます。詳しくは本学のホームページをご覧ください。1,1451,1451,1131,1131,0101,0103593593783783513517427428928929109102,4072,4072,1952,1952,1872,187成立!募集終了民間企業等の共同研究・受託研究の受入、特許権実施収入等で毎年好成績を残す科学研究費助成事業等の受入額推移30307575454510910924224283832152156767870870816816成立!小児がん・希少がん・難治性がんに挑む信大CAR-Tプロジェクト遺伝子・細胞治療研究開発センター長・医学部医学科 小児医学教室教授 中沢 洋三小児・AYA世代(15〜39歳の思春期・若年成人)の難治性がんを対象とした新しいCAR-T細胞の開発挑戦金額 10,000,000円 財務指標(レーダーチャート)4141134134555512712720120158581711715757804804870870財務情報外部資金等受入状況外部資金・競争的資金の受入状況附属病院収入、運営費交付金収入、学生納付金収入に続く財源として外部資金や競争的資金を積極的に獲得しています。05

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