統合報告書2021
49/60

ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財務情報下のグラフは大学設備の老朽化比率の推移を示しています。建物について見てみますと、2004年度から2020年度にかけて老朽化比率は6.2%から60.5%へ急増し、老朽化が進行していることがわかります。また、工具器具備品においても同様に老朽化比率は23.3%から76.9%へ急増しています。教育・研究活動を維持・発展させていくためには設備の更新が不可欠ですが、限られた予算の中では十分に実施できていないのが現状です。建物財産貸付料収入本学の施設利用について(億円)1000(億円)9008007006005004003002001002010201120123.02.52.01.51.00.50.0地域一般の方もご利用いただける附属図書館、医学部附属病院、自然科学館の他に、講義室や体育館等の教育施設について、大学の行事、授業、課外活動等に支障のない範囲で、営利を目的としない場合に学外の方々にご利用いただけます。また、共同研究のために企業の方等にご利用いただけるレンタルラボもご用意しております。詳しくは本学のホームページをご覧ください。薄価42.7%42.7%39.5%39.5%25725734.3%34.3%28282172174234234164163943943943946.2%6.2%2004減価償却累計額老朽化比率60.5%60.5%58.2%58.2%55.8%55.8%52.4%52.4%53.0%53.0%48.8%48.8%50950953953945.5%45.5%45.5%45.5%369369407407476476568568443443332332294294398398443443428428394394432432404404388388371371財産貸付料収入2.72.72.52.52.62.61.11.12015※老朽化比率 = 減価償却累計額 / 取得額2014201320162017201820192020新型コロナウイルス感染症2004201620172018(老朽化比率%)(億円)(年度)(年度)70450604003505030040250302001502010010502004による影響等20192020国からの運営費交付金が減少する中で本学では資産の有効活用を進めており、一般の皆さまや企業の方へ土地・施設の貸付を行っております。貸付による収入は、2020年度においては新型コロナウイルス感染症による影響等により前年度に比べて若干減少しましたが、2004年の法人化当初から比較すると2倍以上に増加しております。最近の事例としてはコンビニエンスストアを誘致し、2020年6月に長野(教育学部)キャンパスにおいて新規オープンに至りました。開店後は近隣の官公庁・学校関係者や一般の方に幅広くご利用いただいております。本事業の収益の一部は、教育学部図書館改修の一部費用に充てることで学生の学習環境の改善・向上につなげることができました。工具器具備品201020112012201320152017薄価減価償却累計額81.3%81.3%76.0%76.0%74.8%74.8%68.5%68.5%69.8%69.8%69.4%69.4%70.6%70.6%71.3%71.3%2532532722721791791601601931932182182382381391391491495858606074747777858569695555201620148686老朽化比率79.5%79.5%73.5%73.5%76.9%76.9%29229231631670701051059595(老朽化比率%)(年度)9080706050403020100000201820192020Integrated Report 2021 Shinshu University47老朽化が進む大学の設備詳細・お問い合わせ先はこちらhttps://www.shinshu-u.ac.jp/social/institution/資産の有効活用23.3%23.3%262685852.72.72.52.5長野(教育学部)キャンパスに誘致したコンビニエンスストア財務情報決算情報05

元のページ  ../index.html#49

このブックを見る