統合報告書2021
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ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財務情報Integrated Report 2021 Shinshu Universityザーを登用し、支援を行っています。「大しごとーく」は、大学生と長野県内企業が交流し、学生が「生き方・働き方」を考えるきっかけづくりとなるイベントです。県内大学生の県内企業の認知度の向上を図り、優良な県内企業を知らずに進路選択する状況を改善するものです。2018年度から開始し、例年、多くの学生・企業・団体が参加しています。2018、2019年度は本学体育館を会場として実施しましたが、2020年度は感染症対策のためオンラインイベントとして11月に実施しました。650名の参加者があり、オンラインでも盛況なイベントを実施できました。附属図書館では、学生と教職員の協働による学修支援を行っています。中央図書館では、主に初年次生を対象として、基礎科学科目の学習相談やレポートの執筆支援を行っています。2020年度からは、コロナ禍をきっかけにして、オンラインでの支援も開始しました。8学部中4学部の学生が2年生進級時に他キャンパスへ移動する本学においては、より専門性に沿った支援を行うための同じ学部の先輩学生による支援実施や担い手確保が課題となっていましたが、オンライン支援が実現したことで、より充実した支援が可能となりました。2021年度は、伊那キャンパス(農学部)と松本キャンパスをつないだ支援を実施しています。2年生以上の学生への支援については、工学部図書館でラーニングアドバイ2020年度は、コロナ禍によるキャンパス内への入構制限や授業のオンライン化等により、来館を前提としたこれまでの図書館サービスの提供が困難となりました。そのため、附属図書館では、教職員・学生に対してオンライン申込により必要な図書・複写物を無料で自宅に郵送するサービスを実施しました。また、自宅等からリモートアクセスにより利用できる電子ブック・電子ジャーナル等の電子コンテンツの拡大に努めました。2021年3月末現在は、電子ジャーナル14,745タイトル、電子ブック130,500冊が利用できる環境を提供しています。さらに、大学入学直後からオンラインでの学びを余儀なくされた1年生に向けて、学問の入門書である新書を紹介する仮想電子書棚「知の森の案内人たちー学びのスタートを新書から始めようー」を作成するなど、積極的な教育・研究に必要な資料提供を行いました。31大学生と県内企業の交流を図る「大しごとーく」もオンラインで開催附属図書館が中心となりピアサポートによるきめ細かな学修支援を実施附属図書館によるオンラインでの各種学修資料提供サービスを実施感染症対応ガバナンス新型コロナウイルス03

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