統合報告書2021
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ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財務情報信州大学では、各キャンパスにインキュベーション施設を整備し、企業向けにレンタルラボの貸し出し、研究設備の共同利用等を行っています。施設に常駐する産学連携コーディネータ―を通し企業単独では難しい研究開発を、大学の知を活用することで打破し、事業化につなげることを目的としています。これまでに入居企業との産学連携実績を積み重ねており、1テーマに限らない「組織」対「組織」の大型共同研究への発展も期待できます。大学発ベンチャー企業による利用や、入居企業間の産産連携など幅広い研究開発にもつながっています。各キャンパスに設置されたインキュベーション施設(松本)信州地域技術メディカル展開センター(CSMIT) (長野工学)信州科学技術総合振興センター(SASTec)(上田)ファイバーイノベーション・インキュベーター施設(Fii)(上田)先進植物工場研究教育センター(SU-PLAF)(長野工学)長野市ものづくり支援センター(UFO Nagano)(長野市施設)(長野工学)国際科学イノベーションセンター(AICS) (上田)浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)(上田市産官連携支援施設)(上田)オープンベンチャー・イノベーションセンター(OVIC)【施設概要】所在地:長野県松本市旭3-1-1 信州大学松本キャンパス 床面積:約200平方メートル実験区画:20スペース設置装置:安全キャビネット、クリーンベンチ、ドラフトチャンバー、     細胞培養インキュベーター、顕微鏡、遠心機、分光光度計、     サーマルサイクラー、ゲル撮影装置、純水製造装置、オートクレーブなど多数コンパクト高性能高速冷却遠心機※文部科学省「令和3年度先端研究基盤共用促進事業(コアファシリティ構築支援プログラム)」採択事業2021年4月、信州地域技術メディカル展開センター(CSMIT)2階の約200平方メートルのスペースに、ライフサイエンス分野の研究に必要な実験機器一式を備えたオープン型のレンタル施設「信州大学基盤研究支援センターオープンラボラトリー」を整備しました。若手研究者のスタートアップ環境の整備や、学外共同研究の推進を目的としており、共同研究等のため一時的に常駐している他機関研究者などの利用も想定しています。学内外の研究者同士の交流による、新たな発想の創出、オープンイノベーションの推進を目指しています。2021年に完成したオープンラボラトリー地方創生をリードする、国・公・私立大学連携型「信州大学コアファシリティ」県内外の国・公・私立大学と連携し、研究設備・機器群を戦略的に導入・更新・共用する仕組みの構築(コアファシリティ化)を進めています。研究設備の効率的運用、技術職員の技術高度化と継承、機器の共用化促進など、本学が核となった新たなモデルの確立を目指しています。信州地域技術メディカル展開センター内マイクロプレートリーダーCO2インキュベーターIntegrated Report 2021 Shinshu UniversityFACILITIES17産学連携の実績を蓄積するインキュベーション施設企業技術者や若手研究者の交流の場、オープンラボラトリーの整備活動実績産学官連携研究・交流の「場」を提供する大学共同研究の推進や若手研究者支援、研究者同士の交流の深化を目的としたインキュベーション施設やオープンラボラトリーを開設しています。02

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