(差替版)A4_総合人間科学系研究紹介_2021x4 (7)
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専攻研究は、近代の建築遺構の歴史的な評価と住空間への影響についてです。昔の建築技術でありながら、自然環境を積極的に取り入れる仕組みや産業と町・都市の関係に着目した歴史研究は、現代の地域活性や持続可能な暮らしを考えていくためのヒントがたくさんあります。地域や社会課題は、ひとつの専門分野では解決が難しく、地域の資源を再考し、新たに繋ぐことで解決に向かうと考えており、多様な人材が関わる仕組みづくりに取り組んでいます。キャリア教育・サポートセンター1年次から、主体的に考え実践できる機会を提供しています。様々な地域や企業、活動を「比較」することで、自分が興味・関心のある仕事や働き方、一緒に何かを成し遂げたい人に出会えることを期待しています。キャリア教育においては、企業や自治体と実際の社会課題解決に取り組む「実践」がもっとも有効だと実感しています。信州ならではの資源(人、もの、場所)を活用し、この地域でしかできない教育の充実に取り組んでいます。「知る→考え実践する→人に教える/伝える」という学びの循環を推進し、知識を備え、行動・実践できる人材の育成を目指しています。勝亦 達夫 講師東京理科大学理工学部建築学科卒。同大学大学院理工学研究科建築学専攻修了(博士�工学)。在学中、小布施町と東京理科大学が共同で設立したまちづくり研究所員。その後、小布施町役場勤務を経て、信州大学キャリア教育�サポートセンターの助教から講師(現職)となる。23インターンシップ(就業体験、課題解決実践)には、様々な段階があります。目的や意識に合わせて、プログラムを構築しています。取り組む社会課題は、適正規模の都市計画、森林の活用と継続、地域経済循環、環境共生、地域交通など様々で、 企業との協働インターンシップやPBL(Project Based Learning)で実施しています。地域の資源を活用したキャリア教育と実践人材の育成

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