医学科・保健学科入学案内2022
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 自分自身が高校時代に病気を経験して以来,人の命に向き合う医療従事者になりたいと考えていました。医療従事者というと医師と看護師が真っ先に思い浮かぶと思いますが,原因がわからない病気においては特に臨床検査の結果が重要になります。その検査を行うのが臨床検査技師です。 検査技術科学専攻では1年次から専門科目に触れ始め,2年次からは専門性の高い授業を受けます。私たちは治療法以上に検査方法や検査値からどの病気を疑うのか,また検査結果が本当に正しいのかを疑えるようになるため,検査の原理から実際の検査法まで勉強しています。講義と実習を同時進行で行っていくので,実際に学んだことを臨床でどう生かしていけるのかが分かり,勉強のモチベーションも上がります。実習が多いことや1学年が約40人と少人数であることから先生方との距離が近く,気軽に質問や相談ができることも信州大学の魅力だと思います。大学生活は勉強だけでなく部活動やアルバイトと両立させている友人も多く,忙しいながらも充実した日々を送ることができます。皆さんの入学を心よりお待ちしています。保健学科検査技術科学専攻3年加藤 りこ出身校:山梨県立甲府南高等学校充実した学び舎で 私には「地域の人々が,自分らしく健康に過ごす手助けがしたい」という夢があります。その夢を叶えるため,保健師として地域の中に入り込みたいと思い,信州大学に入学しました。 実際に入学し学びを深めていくと,想像の何倍も濃く楽しい毎日が待っていました。 授業では,「3畳ほどの狭い病床で患者さんが心地よく過ごすにはどうすればよいか」を考え,それを1年次からの実習などで実践します。他にも「保健師とはどんな仕事か」を仲間と一緒に考え,共有します。これらの問いは学ぶ人の数だけ考えが生まれるので,飽きることがありません。 また,助産師コース,保健師コース,留学プログラム,全学横断プログラムなどで,より多くの事柄を学ぶこともできます。看護の視点を持ちつつ,様々なフィールドでの挑戦を支えてくれるのがこの専攻の魅力だと思います。 この他に,私たちは部活動・サークルなどに取り組み,観光をして信州の魅力を探しています。これらの経験が大学生活をさらに思い出深いものにしてくれる気がします。 将来の夢が明確な人,まだぼんやりとしか将来がわからない人,全く考えていない人…様々な人がこの冊子を手に取っていると思います。そんな皆さんの中で少しでも「いいな,面白そうだな」と思った人と,同じ場所で一緒に学べることを願っています。保健学科看護学専攻3年田口 真生出身校:長野県松本深志高等学校より幅広く,より深く学生の声 …………………………………………………………………………………………… 33

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