2022工学部研究紹介__日本語版
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「困った」を「良かった」に変える「知的財産」中⼩企業から⼤企業まで、多くの連携実績があります。技術でお困りの⽅、ぜひ⼀度ご相談ください。【お問い合わせ先】TEL026-269-5700(信州⼤学⼯学部産学官連携室)<⼯学部から創出された知的財産>知的財産グループ地域や⺠間の企業・団体の皆様へナノカーボンを活⽤した⾼性能バッテリー物質化学科先鋭材料研究所教授是津信行(株)名城ナノカーボン×共同研究信州大学開発のナノカーボン複合化技術により、リチウムイオン電池のエネルギー密度,出力密度,寿命を大幅に向上することできます。名城ナノカーボンの子会社としてベンチャー企業が設立され、新電池の事業化を進めます。テーマ:新規エネルギー材料の実用化二次電池の性能を高める生み出された成果の特長テーマ:損失低減による省エネ新しい逆流防⽌装置「低圧損減圧式逆流防⽌弁」機械システム工学科教授松原雅春通常の逆流防止器は、流量が増えると、圧力損失が増加します。流体力学の原理を用いて、圧力損失を減少させ、流量が増えると、圧力損失が減るようにすることに成功しました。この結果、従来の最大1/3に損失を減らすことができ、ポンプの消費電力を減らすことが可能です。理論解析から新製品を実現生み出された成果の特長テーマ:新しい分子の設計・開発環境低負荷な新規有機触媒物質化学科准教授戸田泰徳生み出された成果の特長「有機触媒」は金属触媒と異なり、炭素・窒素・酸素などの典型元素から構成されていて、回収・再利用しやすい点で環境低負荷といえます。二酸化炭素の固定化などに使える触媒:ホスホニウム塩が試薬として販売されています。次世代の有機合成プロセスへの展開ホスホニウム塩事業化→東京化成工業(株)テーマ:新しい水処理膜の作製技術⾼度に制御された膜による⽔処理・海⽔淡⽔化物質化学科助教佐伯大輔従来の水処理膜の作製法(相分離法、キャスト法、界面重合法)では、低分子に対する分離性能の制御が困難でした。多孔質体表面に高分子鎖を精密に成長させることで、透過性、阻止性、耐汚染性などを制御した膜を作ることが可能です。新しい水処理膜で環境問題に寄与生み出された成果の特長事業化ロボット用電池HEV用電池信大発ナノカーボンバッテリーの電極イメージ図電池のエネルギー,パワー,寿命を共立信州ボルタ(株)子会社:大学発ベンチャー(株)日邦バルブ×共同研究新製品低圧損減圧式逆流防止ユニット(BLH‐U)国際特許2件出願済み特許出願済み特許5189399特許5189403他国際特許取得特許出願済み138

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