2021-2022_教育学部研究紹介
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37教職大学院グループ准教授青あお木き 一はじめ【研究分野】教育経営学、教師教育学【研究テーマ】学校組織マネジメント・学級経営/コミュニティ・スクール   素敵な学校をマネジメントしている校長先生は、かつて優れた学年運営を構築していた学年主任であり、さらに素晴らしい学級経営を実践していた学級担任でありました。実はリーダーシップとマネジメントに関して、同心円的拡大のコアとなるコンピテンシーが存在しているのです。 子ども誰もが「信・敬・慕」できる学級担任の在り方を考え議論して学んでいきましょう。教授(実務家校長)宮みや下した 昭あき夫お【研究分野】学校経営 教師教育【研究テーマ】未来を拓く学校づくり 公立学校の校長を最後に定年退職し、本年度より、附属松本学校園の校園長を務めています。コロナ禍のいま、学校は根源的な問いに立ち返っています。「学校とは何か」「教育とは何か」「共に学ぶとはどういうことか」 今までこのような問いは、問う余裕もない忙しい日常の中に埋没していました。しかし、コロナ禍の中、授業をはじめ、すべての教育活動が今まで通りにできなくなりました。「例年通り」として思考を停止してきた自らの甘さに気づくことができたと言えます。根源的な問いと向き合わざるを得なくなり、他者と協働しながら、新たなものを生み出したり、意味付け直したりすることが必然となったのです。子どもの事実と向き合いながら、未来を拓く学校づくりをすすめていきたいと思っています。准教授笠かさ原はら 大もと弘ひろ【研究分野】理科教育、学級経営【研究テーマ】教科等横断的な学習によって育まれる資質・能力について 小中学校の担任を経験し、発達段階に応じた教育内容と教育方法を学んできました。子どもたちが生き生きと学ぶために、思いや願い・問いを大切にしながら、教科の枠にとらわれずにとことん探究していく教科等の総合化についての実践を重ねてきました。このような学習を通して、子どもたちにどのような資質・能力が身についているのか、教師として目の前の子どもたちに教師として何ができるのか。これまでの経験を理論というふるいにかけ、実践と理論を往還させながら目の前の子どもために何ができるかを追究していきたいと思っています。准教授白しろ鳥とり 勝かつ教のり【研究分野】教師教育学【研究テーマ】「チーム学校」の充実方策の検討/教職員の実践力向上 教育活動を担う教職員が、お互いの実践から学び合い、協働して実践力を高め合う「チーム学校」の充実のために、現職の先生方を対象とした教師研究をしています。現在は、幼小中一貫教育の教育課程の開発・改善に取り組む教職員の共同研究や授業実践、また、そうした取組を通しての教育活動の質的変容を手がかりに、学校段階を越えた教職員間の「学び合い」の在り方について追究しています。現職の先生方の日々の実践に学び、共に研究を進めていきたいと思います。

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