2021-2022_教育学部研究紹介
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10国語教育コース教授小こ林ばやし比ひ出で代よ【研究分野】書写書道教育【研究テーマ】比較書字教育研究/学習入門期における書写教育の在り方/左利き者の書写教育に関する研究 他論文:左利き者の書字教育に関する研究/現代フランスの書字教育に関する基礎的研究―書字教育の目標と文字学習入門期に先習する書字スタイルに着目して―/利き手・非利き手での書字活動時における脳血液動態の比較―NIRS及び筆圧握圧計測装置による測定を通しての試論―/「杜家立成雑書要略」第一紙の書法分析― 「楽毅論」との比較から―/学習者の発達段階に即した小学校での平仮名学習教材及び学習指導の展望―書写教育の視点から―/明治期「習字」教科書(信濃教育会編)の構成と地域書写教育の在り方/日米の書字教育に関する比較研究―20世紀における活字及び印字機器の普及と書字教育― 他受賞:青山杉雨記念賞 第4回奨励賞/全国大学書写書道教育学会奨励賞国語教育コース 「ことば」で拓く世界を学び、確かな言語観を得る。 教育活動に限らず、人間世界のあらゆる社会的活動は「ことば」によってなされています。その「ことば」を学びの核とする国語教育コースでは、国語科における教育内容のすべてを視野に入れながら、子どもの発達とことばの学び、国語科教育の歴史、日本語の表記や表現、古典および近現代の文学、書写や書道、漢文などの領域を研究対象としています。これにより、確かな言語観と豊かな人間性に支えられた小・中学校および高等学校の教員養成を目指しています。教授西にし 一かず夫お【研究分野】日本古典文学、国語科教育(古典教育)【研究テーマ】『万葉集』における中国文学の受容/古典の教材開発・教材研究/小中高を見通した古典教育   古典(古文・漢文)は役立ち、かつ面白い存在なのだ!役立たない・面白くないと言う先入観を払拭するために授業実践と研究活動とをしています。不易と流行を繰り返すのが古典と言う存在なのです。そうした学びの契機となるよう情報発信しています。著書:万葉集の基礎知識/平成29年度版学習指導要領の展開(国語編)/中学校高等学校国語科教育研究 他論文(日本古典文学):離別の情感―『杜家立成雑書要略』所収友人関連文例の特質―/平安初期漢文書簡に見る書儀の受容―最澄の書簡―/『杜家立成雑書要略』友人関連文例の特質―同一題目文例の分析―/空海書簡の表現―汎用と独創―/山上憶良は生老病死をどのように歌ったか―老・病・死と子―論文(国語科教育):旅情―『伊勢物語』「東下り」の教材化・導論―/時間と空間を越える旅人―『伊勢物語』「東下り」再読―/「東下り」の段落構成―教材研究の一齣―/教員に求められる情報を活用する読書指導―教員養成学部における司書教諭科目の実践から―/学習の系統性を意識した古典作品の教材研究―『竹取物語』を素材として―准教授八や木ぎ雄ゆう一いち郎ろう【研究分野】国語科教育学【研究テーマ】国語教育史研究/「読むこと」学習における創作活動に関する研究著書:①全国大学国語教育学会編『国語科教育学研究の成果と展望Ⅱ』東洋館出版社、2013年(「国語科歴史的研究に関する成果と展望」担当」)②福永・藤森・宮島・八木『交流—広げる・深める・高める—』東洋館出版社、2015年③吉田監修、塚田・甲斐・長田編『初等国語科教育』ミネルヴァ書房、2018年(第6章「伝統的な言語文化」担当)論文:①「国語科における『古典』概念の形成過程」博士論文(筑波大学)、2017年②「文学的文章の学習指導における『続き物語』の採り入れ方―『星の花が降るころに』(光村図書・中学校第1学年)の実践から―」『信州大学教育学部研究論集』Vol.13、2019年(島田俊哉との共著)③「作文への意欲を高めるための『取材』活動のあり方―『自己PR文』を書く単元(小学校第5学年)を事例として―」『信州大学教育学部研究論集』Vol.13、2019年(龍野直人との共著)

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