人文学部研究紹介2021-2022
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 学部4年間のカリキュラムを通じ、以下に掲げる資質や能力を養成します。また、これらの教育がより充実したものとなるため、人文学的「知」の先端を切り拓く研究をおしすすめます。 心と思考の実践知▶自明とされる事柄に対し、深くその根拠を問い直し、新たな認識を構築できる思索力▶変容する社会を冷静に分析し、時流に迎合することなく価値判断できる批判力▶過去の英知の批判的継承のうえに立って、創造的な未来を切り拓く開拓力▶異質・多様なものを理解し、寛容かつ多元的に判断することができる受容力技と行動の実践知▶情報を適切に集約・分析・表現できる高度なメディアリテラシー▶他者の考えを明晰に理解し、自己の主張を的確に表現できる高度なコミュニケーションリテラシー▶グローバル社会において、多様な文化を理解し、自らの文化を発信できる外国語能力▶領域横断的な事柄に対する問題解決能力および創造的な企画構想能力 信州大学人文学部人文学科には7つの履修コースがあります。 学生は2年次から特定のコースに所属して学習と研究を行いますが、入学後の1年間は、基礎的な学力を身につけながら、自分にはどのコースがふさわしいのかをじっくり考える期間となります。 2年次から特定のコースに所属して学習と研究を行いますが、自分の所属するコースの学問だけに学ぶ範囲が限られるわけではありません。むしろ、自分が専門に撰えらんだ学問領域をより深く理解するためにも、そして社会で自分を活かす実践的な能力を高めるためにも、一つの領域に閉じこもらないようにすべきです。信州大学人文学部は、学生が自分の関心と意欲に応じて、他コースで開講されている授業を幅広く履修できるようにカリキュラムが組まれています。教育研究目標履修コース2020年度までに入学した学生は、2年次進級時に専攻する「分野」を決定していました。2021年度以降に入学する学生は、カリキュラム変更により、2年次進級時に7つある履修コースのいずれかに所属し、3年次進級時に所属するコースの研究室の中から主専攻を決定することになります。10

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