農学部案内2021-2022
15/28

●14研究紹介Research 各教員の研究紹介については、研究紹介パンフレットを参照ください。●野生資源植物学研究室●森林施業・経営学研究室●造園学研究室●農村計画学研究室●緑地生態学研究室●造林学研究室●治山学研究室●森林計測・計画学研究室●リスクマネジメント研究室●森林環境生態学研究室●農業工学研究室●木材利用学研究室●流域保全学研究室●森林政策学研究室●森林環境学研究室研究室森林環境学研究室では、樹木の成長や材質におよぼす気候変動の影響評価を行っています。年輪変動の解析や同位体トレーサー実験を行います。造園学研究室では、ランドスケープ・デザインの計画理論の応用、実際の社会問題の解決を目指した科学的な実証と、実践を目標とした研究に取り組んでいます。我が国には人工林の伐採跡地に加え、スキー場跡地や雪崩跡地があります。造林学研究室では「跡地の生態学」に基づいた再造林技術を研究・開発しています。●就職・進学率●主な就職先業種●主な就職先■ 日本製紙株式会社■ 株式会社ウェザーニューズ■ アジア航測株式会社■ 林野庁■ 長野県庁■ 群馬県庁■ 山梨県庁進路と就職実績森林・環境共生学コース写真:年輪コア試料の採取写真:年輪コア試料の採取これまで①東日本大震災の復興計画、②地域の段丘林の保全活用によるフットパスの設置、③飯田市のリニア新幹線の新駅のマスタープランづくりなどに関わってきました。低湿地、水田を埋めたものの復興住宅の開発が断念されたエリア丘陵地の一角を開発した復興住宅低湿地水田スキー場跡地の天然更新スキー場跡地の天然更新ススキなどの草本植物と樹木が競合したため、森林回復がモザイク状に進んでいる事例。森林土壌の団粒構造は水源涵養機能(土壌にしみ込んだ降雨の河川に流出する量を調節し、洪水や渇水を防ぐ能力)に優れ、見えないところで我々の暮らしを守っています。私は団粒構造の野外再生についての研究をしていますが、日々勉強するごとに土壌のすごさと面白さを実感しています。森に囲まれた伊那キャンパスを自ら選び、喜んで学びに通う人々は自分の好きなものに正直な人が多いような気がします。各々が自分自身の考えを持ち、興味の対象を追うことに労を惜しみません。大学はどのような意味でも「自由」な場所で、最先端の知識も尊敬できる友人も、望みさえすれば多くのものが手に入ります。是非やりたいことを好きなだけやって(何もしない時間も貴重ですが)、実りある大学生活を送ってください。森林・環境共生学コース 治山学研究室 (令和2年度卒)修士課程環境共生学分野1年宇津木 佑夏さん(出身地/埼玉県)卒業生Voice就職86%進学14%公務員学術研究、専門・技術サービス業製造業建設業その他12人6人5人4人3人

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る