研究紹介(2021-2022)0610
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35野辺山ステーション・農場と演習林の4ステーションが、文部科学省から教育関係共同拠点に認定されています。野辺山農場は日本でも有数の高原野菜地帯に位置し、高原野菜と作物栽培、肉用牛の飼養を行い、持続的資源循環型農業を目指し、教育・研究に取り組んでいます。西駒、野辺山、手良沢山、構内の4つの演習林は、南信州の里山から山岳地帯の自然環境を教材とした森林実習教育を通じ、林業の発展と環境保全の調和を目的とした循環型社会の構築を目指します。教育関係共同利用拠点AFC附属演習林公式Facebookはこちら→アルプス圏フィールド科学教育研究センターEducation and Research Center of Alpine Field Science (AFC)アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)は、フィールド科学の実践の場として、生物生産技術および環境管理技術に関する教育・研究を行い、野外活動に精通した学生を養成します。また、農林生産や環境保全を通して地域との交流・連携を積極的に進めています。AFCは、里地から高山帯域に至る多様な自然環境を備えた構内、野辺山、西駒、手良沢山の4つのステーションを配置し、持続的な農林業技術、地域生態系、生産環境を学ぶ絶好のフィールドを提供しています。AFCは、これらのステーションを活用した教育プログラムとして、特色ある実習、演習を担当し、フィールド科学を総合的に教育・研究できる体制を整えています。【教員の紹介】大塚大助手信州大学大学院農学研究科で修士号を取得。2019年4月より現職。主な研究は、複層林施業において、上木の収穫作業にともなう下層木損傷を軽減する作業方法の検討。手良沢山ステーション:森林生産実践演習持続的な生産林の維持管理を森林作業の実践から学びます。構内ステーション:植物生産一貫実習農作業体験を通して農学の基本を学びます。野辺山ステーション:高冷地植物生産生態学演習高冷地農業を野菜収穫や家畜飼養体験から学びます。西駒ステーション:山岳環境保全学演習3000m級の高山でフィールドワークを学びます。構内ステーション:動物生産システム実習構内農場でウシ・ヒツジなどの家畜管理の実際を学びます。椎葉湧一朗助手2020年信州大学農学部研究員を経て、2021年4月より現職。専門は家畜管理学、家畜繁殖学、畜産学、野生動物学。持続的資源循環型家畜生産および家畜福祉(アニマルウェルフェア)に配慮した家畜生産を目指し研究を行っています。

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