信大医学部医学科研究紹介2020(日本語版)
43/48

41最適ながん治療の提供と先進医療・研究を推進する医師を目指そう!当教室は、がんに関する内科的治療(化学療法および緩和ケア)の診療、研究をしている教室です。がん治療は分子標的治療薬免疫チェックポイント阻害剤の登場により著しく進歩しています。標準的治療を学び実践し患者に提供することと同時に、基礎研究や臨床研究を通じて新たな治療法の開発にも探求心を持ち続ける人材が求められます。若い皆さんの参加を求めています。・腫瘍内科:血液・唾液ないしは組織検体を用いた抗腫瘍効果予測因子の解析、肺がん治療における多施設共同臨床研究、遺伝子解析を用いた血液疾患の病態解析とがんゲノム医療の推進・緩和ケア:QOLの高い疼痛緩和を目指した、新たなインターベンション治療の開発基礎実験であれ患者対象とした臨床研究でも、がん領域には幾多の難解で、解決すべきことが山済みです。またがん治療における標準治療は時代とともに変化しています。その標準治療の変化や新たな確立、また全く新しい治療法の開発に貢献できる人材になれます。多施設共同研究を通じて人脈も形成できます。大学で、がん治療専門医として診療や研究を継続することもできますし、一般の病院でもがん治療の専門医や指導医として一活躍もできます。また、一般病院にいても大学を含めた多施設共同の臨床研究を継続することはできます。主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像包括的がん治療学(教授 小泉知展)免疫細胞とがん細胞がん疼痛患者への除痛治療

元のページ  ../index.html#43

このブックを見る