医学部・大学院総合医理工学研究科からのメッセージ信州大学医学部・大学院総合医理工学研究科での研究 医学部や大学院で行われている研究には、ヒトが生きていくためのしくみを解明するものや、病気の原因や治療に関するものなどがあります。また、健康で長寿を全うするための研究も医学部の重要な課題です。大学院では指導教官と研究テーマを決めて研究を行いますが、大きく分けると基礎研究、臨床研究、そして橋渡し研究に分けることができます。基礎研究では基本的にヒトを直接の対象とはせず、動物、細胞、蛋白質・脂質・糖鎖などの生体分子、遺伝子などを対象にします。これに対し、臨床研究では基本的にヒトを対象とし、疾患の病態、診断、治療、予防などについて研究します。橋渡し研究は、基礎研究で得られた知見を基に、臨床での実用化に向けた研究です。何を目的にするかで、どの教室を選択するかを決めることになりますが、その選択にこの冊子を役立てていただければと思います。 大学院では、講義や研究を通して専門知識や技術を身につけることができます。そして、ご自身の研究成果を論文としてまとめ、信州から世界に向けて発信することは、医療人・医学研究者としての大きな自信に繋がるものと確信しています。 是非、医学部や大学院の研究に興味を持っていただきたいと思います。信州大学医学部長 中山淳
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