環境報告書2020
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環境報告書2020表紙イラスト等募集にご応募いただきありがとうございました。惜しくも表紙イラストには採用されませんでしたが、佳作作品をここで紹介させていただきます。 信州大学では、早くから持続可能な社会の実現に向けた環境配慮の取組みを実践され、その取組みが、国公立大学・大学院として初のISO14001認証の取得や、「環境に優しい世界の大学ランキング」国内1位などの高い評価につながっています。本報告書においても、項目ごとに対応しているSDGsのアイコンを表示するなど、国際的な視点を持って環境に関する取組みを進められていることがわかります。さらに、「大学の地域貢献度調査2019」にて総合1位の評価を受けるなど、地域と密着した取組みにもご尽力いただいており、貴学本部が所在する自治体としまして、大変心強く感じます。 特集にて取り上げられておりますが、2019年度より新たに「環境マインド実践人材養成コース」が新設されました。当課でも、環境マインド実践基礎論においてゲスト講師を務めさせていただき、受講生の皆さんの大変熱心な様子に驚かされました。環境への理解を深めることは、専攻や卒業後に就く業種等に関わらず必要なことですので、全学部の学生が対象となる本コースの形態は理想的ではないでしょうか。 また、環境学生委員会の活動については、様々な着眼点から地域密着の活動を実践し、さらにそれを広く発信するところまで、大変素晴らしい取組みをされていると感じました。今後もぜひ、地域の環境活動においてご活躍いただきたいと思います。 本報告書3章では、エネルギーの収支や廃棄物等の排出量について、年度ごとの実績が大変わかりやすく図示されております。ここに要望をさせていただくとすれば、貴学の地球温暖化防止実行計画(第2期)において数値目標として設定されている温室効果ガスの原単位排出量について、計画期間中の実績及び目標値に対する達成状況もお示しいただければ、より客観的に取組みの成果が伝わりやすく、取組みのモチベーションにもつながるのではないでしょうか。またその中で、設備の導入や施設の更新など、エネルギー使用量に影響を及ぼす事項について時系列の中で示していただくと、変化の要因について考察でき、情報がより充実するかと思います。 本市の環境行政においても、今後、信州大学や学生の皆さんとの協働による、相乗効果のある取組みが実施できるよう、検討してまいります。今後も、信州大学から優れた環境マインドを有する人材が多く輩出され、地域の、そして世界での持続可能な社会の構築に大きく貢献されますことを大いに期待いたします。松本市環境政策課長伊佐治 修応募作品紹介第三者からのご意見佳作作品:岡村 百子さん(医学部医学科)37

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