環境報告書2020
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日本経済新聞社が国公私立全国755大学(回答548大学)を対象に2018年度の調査を行った「大学の地域貢献度調査2019」が2019年10月発表となり、おかげさまで信州大学は総合1位(※1)の評価をいただきました。調査のカテゴリーは5つ。地域貢献推進のための「組織・制度」、公開講座や地域イベント、学生の地元就職、社会人学びなおしプログラム等の「学生・住民」、自治体や企業との共同研究、大学発ベンチャー数などの「企業・行政」、留学生や外国人教員数、留学生の国内就職等をみる「グローカル」に、ポスドク対策や女性教職員のワークライフバランスなど、事業所としての地域貢献をみる「働く場としての大学」が新設となり、38項目の設問で構成された調査となっています。また、設問にはSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みなど、グローカル面で時事的な社会課題を反映した項目も新設されています。毎回この調査ではトップランクに位置している信州大学ですが、この評価を機に、さらに地域貢献の活動を推進していきたいと思います。(※1)出典:大学の地域貢献度に関する全国調査2019(日本経済新聞社)農学部環境講演会2019を開催農学部では、2019年12月20日(金)に教職員、学生及び一般の方を対象とした「信州大学農学部環境講演会2019」を開催しました。今年度は、京都大学大学院農学研究科の橋本 渉 教授を講師にお招きし、『微生物を用いてSDGsを達成しよう!!』を演題とするご講演をいただきました。橋本講師からは、微生物が持つ様々な機能を利用して、廃グリセロールからバイオプラスチックやアミノ酸を生産する取組みや、海洋バイオマスから効率的にバイオ燃料を生産する取組みなど、持続可能な社会を構築する上で微生物が大きく貢献することについてお話をいただきました。また参加した学生、教職員からは多くの質問があがり、活発な意見交換が行われました。当日ご参加いただきました皆様をはじめ、本講演会にご協力いただきました全ての方に感謝申し上げます。講演会場の様子橋本 渉 教授による講演の様子大学の地域貢献度調査2019信州大学は総合1位!04地域社会への貢献についての取り組み35

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