信州大学統合報告書2020
66/68

信州大学統合報告書2020をご覧いただいたみなさまへ国立大学法人信州大学で初めての発行となる「統合報告書2020」を最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。部署の垣根を越えた制作チームを編成し、“信州大学らしさ”といった観点から教育、研究、社会貢献、国際学術交流、医療活動等の非財務情報の選定を行い、これまでも作成していた決算情報、財務諸表等の財務情報に加える形で構成いたしました。限られた誌面ではありますが、本学の特色の一部をご紹介できたのではないかと考えております。また、昨年創立70周年を迎えて発表した大学の長期ビジョン「VISION2030」も掲載し、ジャーナリストで信州大学特任教授の池上彰氏にもコミットをいただくことで、本学の現在を知っていただくことにとどまらず、本学がこれから何を目指し、どこに向かうのか、SDGs目標と同じ10年後の姿を少しご想像いただけたのではないかと思います。しかしながら、国立大学に対する運営費交付金等の国による経済的支援の状況は大変厳しさを増しており、さらに、このコロナ禍で経済状況や物事の価値観が大きく変わったこと等も考慮しますと、本学の経営をとりまく環境は決して楽観できるものではございません。これらのしわ寄せは偏に、学生の学びの保証や教員の研究活動のための環境整備に直結する問題になっております。当然のことながらこれからも、我々教職員が一丸となって学長をトップとしたガバナンス体制を支え、徹底的な組織改革、業務効率化や経費削減等を図ってまいりますが、信州大学の諸活動をより一層進展させていくためには、ステークホルダーの皆様の大学経営に対するご理解と経済的なご支援が不可欠となっていることを痛感しております。本誌をご覧いただいた皆様が、信州大学のファンになっていただけることを切に願っております。今後とも国立大学法人信州大学をよろしくお願い申し上げます。 国立大学法人信州大学 統合報告書2020制作チームIntegrated Report 2020 Shinshu University64経営企画部 経営企画課総務部 総務課広報室財務部 財務課

元のページ  ../index.html#66

このブックを見る