信州大学統合報告書2020
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国立大学法人の財務分析上のGグループ(25大学※)とは 国立大学法人等の評価にあたって財務情報を活用いただくには、法人の様々な活動実態と併せて総合的な分析を行うことが必要になります。そこで文部科学省主導でAからHまでの8グループに財務分析上の分類がされており、信州大学は、「医科系学部その他の学部で構成され、A~Fのいずれにも属さない国立大学法人」のGグループに属しています。(※)弘前大学、秋田大学、山形大学、群馬大学、富山大学、金沢大学、福井大学、山梨大学、信州大学、岐阜大学、三重大学、鳥取大学、島根大学、山口大学、徳島大学、香川大学、愛媛大学、高知大学、佐賀大学、長崎大学、熊本大学、大分大学、宮崎大学、鹿児島大学、琉球大学の計25大学財務指標(レーダーチャート)~同類の国立大学の偏差値で見る評価~国立大学法人で附属病院を有するGグループ25大学の2019年度の平均を50としています。指標値は各財務比率を偏差値化し、外側に行くほど財務上の評価が高くなるように表示しています。Shinshu UniversityIntegrated Report 20202019 信大 53.9%2018 信大 55.7%2019 25大学 57.0%2019 信大 69.4%2018 信大 69.6%2019 25大学 66.3%2019 信大 2.4%2018 信大 2.4%2019 25大学 2.4%2019 信大 47.8%2018 信大 48.3%2019 25大学 49.8%2019 信大 8.1%2018 信大 8.0%2019 25大学 5.6%2019 信大 5.4%2018 信大 5.9%2019 25大学 4.5%2019 信大 4.8%2018 信大 5.0%2019 25大学 4.3%2019 信大 0.9%2018 信大 0.8%2019 25大学 1.7%2019 信大 112.1%2018 信大 111.7%2019 25大学 128.0%2019事業年度 信州大学2018事業年度 信州大学2019事業年度 25大学 財務指標安全性・資産の健全性自己資本比率流動比率経常利益比率教育経費比率研究経費比率外部資金比率人件費比率診療経費比率一般管理費比率活動性・収益性発展性・成長性効率性指標の内容指標の見方コメントリサーチ・アドミニストレーション室を中心に競争的資金の申請書作成支援の実施に加え、各学部に担当URAを配置して教員に密着した支援ができる体制を整備し、また、企業訪問やマッチングイベントへの参加等外部資金獲得に向けた取り組みを積極的に行った結果、25大学の平均値を上回りました。病院情報管理システムのリース移行に伴う負債が増加したため、25大学の平均値を下回っています。附属病院の建物等固定資産取得に係る借入金の1年以内返済予定額が多額なため、25大学の平均値を下回っています。先進医療を支えるスタッフの拡充に伴う人件費の増等により、25大学の平均値を下回っています。備品費の減等に伴い前年度より減少していますが、25大学の平均値を上回っています。旅費交通費の減等に伴い前年度より減少していますが、25大学の平均値を上回っています。先進医療を支えるスタッフの拡充に伴い人件費は増加しましたが、業務費に占める割合としては、引き続き25大学平均より良好な偏差値となっています。高度な医療の提供に伴う診療材料費の増加等により、25大学の平均値を下回っています。2020年度も引き続き厳しい運営が予想されることから、「第5次 信大病院 経営改善プラン」を着実に実施することで経営改善と安定化を図ってまいります。管理経費の抑制により、25大学の平均値と同水準となっています。経常収益に占める受託研究等収益、受託事業収益、寄附金収益の割合で、高いほど外部資金の占める率が高い。(負債+純資産)に占める純資産の割合で、比率が高いほど負債が少なく安全性が高い。短期的な支払い能力を見る指標で、比率が高いほど支払い能力がある。 経常収益に占める経常利益の割合で、高いほど利益率が良く収益性が高い。業務費に占める教育経費の割合で、比率が高いほど教育活動の割合が高い。業務費に占める人件費の割合で、低いほど経費率が良い。業務費に対する一般管理費の割合で、低いほど経費率が良い。人件費を除く診療経費が附属病院収益に占める割合で、比率が低いほど診療活動経費が少なく収益性が高い。業務費に占める研究経費の割合で、比率が高いほど研究活動の割合が高い。受託研究等収益+受託事業収益+寄附金収益経常収益▲比率が高い方が 望ましい▼比率が低い方が 望ましい▼比率が低い方が 望ましい▼比率が低い方が 望ましい▲比率が高い方が 望ましい▲比率が高い方が 望ましい▲比率が高い方が 望ましい▲比率が高い方が 望ましい▲比率が高い方が 望ましい純資産負債+純資産流動資産流動負債経常利益経常収益教育経費業務費研究経費業務費人件費業務費一般管理費業務費診療経費附属病院収益020406080診療経費比率一般管理費比率人件費比率外部資金比率流動比率経常利益比率教育経費比率研究経費比率Integrated Report 2020 Shinshu University56自己資本比率444440404040404444444444000000000000000222222202020202020202020202020200002222200000000000000040400004040000000000000

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