信州大学統合報告書2020
43/68

SUPPORTおひさま保育園は、松本キャンパス内の一角にあり、延べ床面積約980㎡の木造平屋建てです。園には、乳児室、調乳室、保育室、遊戯室、食事室、トイレ、事務室、調理室があり、床暖房やエアコンを完備しています。園庭には、築山やジャングルジムや砂場があり、キャンパス内もお散歩コースになっています。教職員ならだれでも利用できます。生後8週間経過後から4歳未満児の併せて90名が入園でき、妊娠が分かった時点で入園の予約が入れられるので、安心して復職することができます。信州大学らしいワークライフバランスの推進Method 2:男女共同参画を推進し、多様な人材を活用女性教員の採用や女性教職員の管理職登用を推進するにあたって、先人のロールモデルや課題解決の知恵を共有・相談できる機会を拡充します。また、働く女性のリーダー等を招き公開講座を開催、学生・教職員だけでなく、広く地域全体で男女共同参画を考え、ネットワーキングする機会を提供し、地域の活性化に貢献します。浜野 京特命戦略(大学経営力強化)担当学長のリーダーシップのもとガバナンス体制を確立し、経営力の強化に取り組みます。その柱として、グローバルな視野を持った地域中核人材の輩出、男女共同参画による多様な人材の活用、様々なメディアを活用した戦略的広報による信大ブランド強化に努めます。国際部 総務部進捗状況女性登用の課題解決を考える機会として、2019年12月には、「女性活躍の前提条件~ジェンダー平等推進のグローバル潮流~」と題するセミナーを開催、国際協力・ジェンダー専門家/関西学院大学客員教授の大崎麻子氏に女性活躍推進法を踏まえた働き方改革等を講演いただき、教職員・学生のみならず、広く住民にも公開し、地域一丸となって男女共同参画を考える機会を提供しました。参加者計97名のうち80名がアンケートに回答、うち60名から講演内容がとても参考になったとの回答をいただきました。理事03ガバナンス行動計画PLAN the N・E・X・Tビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財政情報教職員向け福利厚生施設「信州大学おひさま保育園」病後児保育施設あおぞらは、信州大学医学部附属病院内にあります。おひさま保育園に通う全園児と、附属病院に勤務する教職員のお子さん(生後6か月から小学校6年生まで)が対象です。病気の回復期(病後)で登園・登校できないお子さんを、家庭で世話することができない場合、看護師と保育士が家庭に準じた環境で看護・保育します。医学部附属病院教職員向け病後児保育施設「あおぞら」本学の研究者が、研究と育児・介護等のライフイベントが両立できるよう支援するため、月30時間を上限として大学院生を研究補助者として配置する制度です。利用者アンケートでは、「子供と過ごす時間を確保しつつ、学会発表や論文発表も進められた。論文が出せず、研究費の獲得もできなかった出産・育児中の数年間が信じられないほど、論文数や科研費獲得実績が回復した。」、研究を補助する大学院生からは、「研究の大まかな流れやそれに伴う苦労や必要なことを経験することができた。また、そこで経験したことを自身の経験(研究計画書の作成など)に生かすことができた。」などの回答が寄せられました。研究と育児・介護等を両立する研究補助者制度を整備Integrated Report 2020 Shinshu University41

元のページ  ../index.html#43

このブックを見る