信州大学統合報告書2020
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Method 1:ハイクオリティな学術情報の発信研究IRを前に進め、研究力のワンランクアップに資する支援策を講じます。学術論文の総数だけでなく被引用回数を指標にしたTop10%論文などクオリティの面でも評価の高い論文が数多く発表されるような環境をつくります。中村 宗一郎研究/産学官・社会連携担当多様で卓越した知を生み出す基盤を強化し、特色ある分野で世界をリードする研究を展開します。同時に、イノベーションの創出に向けて人材力や資金改革の強化を図り、また、様々なステークホルダーとの対話と協働を推進し、地域社会への貢献を前進させます。Method 1:大学改革の推進と効果的な組織運営学長のリーダーシップのもと、引き続き信大改革に取り組み、学長が主宰する戦略企画会議等の企画立案体制やIR(Institutional Research)室等による大学運営支援体制を生かし、中期計画に基づく戦略的な組織運営を推進します。第4期中期目標期間を見据えた事業等を通して、機能強化の目的と方向性を全学で共有し、教職員個々の力を学長のもとに結集して、その力が最大限に発揮される組織運営を推進します。進捗状況中期目標・中期計画および年度計画に基づき、戦略的な組織運営を実現するため各部局において「部局事業計画」を策定しました。期中におけるヒアリングや期末の実施報告に係る評価を行い、その結果を予算に反映させることで、学長のリーダーシップ強化や効果的な組織運営を推進しています。さらに、2019年6月の信州大学創立70周年・旧制松本高等学校100周年記念に合わせて、本学の2030年に向けた長期ビジョンである「VISION2030」を策定しました。SDGsに取り組むとともに、将来の超スマート社会Society5.0で活躍する人材を育成するために、本学が高等教育機関として目指すべき方向性を示しました。経営企画部 総務部 総合情報センター武田 三男経営企画/総務/情報/特命戦略(大学院)担当将来を見据えた長期ビジョンに基づく大学改革、教育・研究活動を支えるための人事制度等の見直し、人材育成の強化、コンプライアンスの徹底、財務基盤の質的量的充実、安全で快適な環境整備の推進、および情報関連システムの整備により、本学が、学生が楽しく学び、教職員が誇りを持って働くことのできる豊かな信州「独創の知」の実現の場となることを目指します。研究推進部進捗状況質の高い学術論文を生み出すための基盤としてElsevier、Springer、Wiley-Blackwellといった大手出版社の電子ジャーナルを継続し購入しています。先鋭領域融合研究群(⇒37ページ)では特別招へい教授制度を設け、海外の著名な研究者との国際共同研究を精力的に実施しています。また、優れた若手研究者にはライジングスター教員(⇒37ページ)の称号を与えモチベーションの維持・向上を図ってきました。第3期中期目標期間中の達成指標(KPI)として、国際共著論文とTop10%論文の割合をそれぞれ37%と10%にまで上げることを目標に掲げてきました。2020年6月現在、国際共著論文とTop10%論文の割合はそれぞれ39.4%と8.9%(2019-2020 Web of Science)となっています。理事副学長理事副学長03ガバナンス行動計画PLAN the N・E・X・Tビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財政情報Integrated Report 2020 Shinshu University39

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