信州大学統合報告書2020
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ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財政情報本院では、2018年4月より新病棟「包括先進医療棟(南病棟)」を稼働させました。本院の基本理念である「診療・教育・研究の遂行」「患者さんの人権を尊重した先進医療」そして「医療人の育成」を体現するとともに、より高度な医療をより多くの患者さんへ提供することを目指し、ハイブリッド手術室・スマート治療室なより高度な医療を、より多くの患者さんに届ける包括先進医療棟(南病棟)の稼働どの最先端の手術設備を導入した手術室の設置、周産期医療の充実をはかるためのGCU(新生児治療回復室)増床、レディース病棟の新設、がん患者のための信州がんセンターの機能強化を行いました。「スマート治療室」は、手術室内のほぼ全ての機器がネットワークでつながれており、本院に設置されたものは、その「スタンダードモデル」として、全国で初のものとなります。病院医療用画像管理システムとの連携や、手術室外にいる医師・スタッフとのコミュニケーションが行える機能を備えており、手術の効率性・安全性の向上を図り、外科医の育成、学生教育の質向上が期待されています。新病棟「包括先進医療棟」外観脊椎手術、脳血管内治療、ステント内挿手術、TAVI手術などを行うハイブリッド手術室スマート治療室最新のMRI検査室手術件数(2019年度)4,324,491臨床検査件数2018年度:4,293,992件2019年度:件31,586CT検査件数2018年度:22,174件2019年度:件6,721件02活動実績地域医療・先進医療できるようにしました。ICTを用いた患者さんの情報共有が益々重要となる中、大学病院としての役割を果たし、今後も長野県の地域医療を守ることができるよう、全力を尽くしてまいります。Integrated Report 2020 Shinshu University31

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