信州大学統合報告書2020
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地域医療・高度先進医療の要、信州大学医学部附属病院信州大学医学部附属病院は、高度な診療・医師の教育研修・研究活動の3つを展開しています。長野県の地域医療を支え、健康長寿の社会を支える信州大学医学部附属病院の使命地域における大学病院医師派遣、ICTを用いた地域医療ネットワーク本院では、大学病院の重要な役割の一つとして、県内の医療機関へ専門性の高い医師を継続的に派遣し、地域の医療を安定的に維持することに努めています。地域住民に「顔が見える医師」となることができるよう、年間平均約700名程度の医師を常勤医として派遣しています。また、2011年から開始した信州メディカルネット事業では、患者さんの同意のもと、診療情報を複数の医療機関で共有することで、受診する医療機関が変わっても適切な治療を患者さんへ提供大学病院には大きく分けて診療・教育研修・研究の3つの役割があります。また、先進医療の推進という大きな目的のほか患者さんと向き合う日々の診療を、重要な任務として遂行しています。それらを通じて、長野県の地域医療の最後の砦として、高度医療の提供に努めています。救急医療の面では、高度救命救急センターが中心となってドクターヘリを活用して地域医療の守りを固めています。これらを通じて本院は長野県の医療を支え、地域住民の健康と長寿社会を支えていきます。信州大学医学部附属病院外観信州ドクターヘリ松本 2011年に運行を開始し、2020年3月で出動回数累計4,000回を超えました。長野県におけるがん診療の質向上に貢献しがん医療の専門家を育成する信州がんセンター婦人科と乳腺内分泌外科の女性疾患の女性患者さんだけのレディース病棟11,953179放射線治療件数2018年度:9,995件2019年度:信州ドクターヘリ松本出動件数(2019年度)件件419件Shinshu UniversityIntegrated Report 2020出動件数:信大搬送数:Integrated Report 2020 Shinshu University30FUNCTION

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