信州大学統合報告書2020
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ブラジルエクアドルサテライトオフィスパラナ連邦工科大学(ブラジル)中南米北米メキシコアメリカ合衆国9711951産学官金連携新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的な感染拡大により国内外の大学では学生の海外派遣および留学生の受け入れを延期・中止が余儀なくされているなか、信州大学では新たな国際交流の取り組みとして、ICTを活用した学生交流を進めています。国際協働オンライン学習であるCOIL(※1)の信州大学版プログラム作成の取り組みについて「N・E・X・Tシーディング支援事業(※2)」に選定するなど、国際共修の新たなる展開を推進しています。信州大学版COIL型教育プログラム(SU-COIL)と課題解決型プロジェクト(ICP)の開発・実施等を通じて、国内学生・留学生いずれも、本学にいながらグローバル人材としての資質・能力を向上させ、多様性をイノベーションにつなげられるクリエイティブな学生に成長させることを目的とした取り組みを実施しています。 【COIL型教育プログラム】大学間の国際学術交流協定校と連携し、2020年度前期に教員の授業(マレーシア・UPM(本学サテライトオフィス設置校))及び学生の交流(イタリア・トリエステ大学)のプロトタイプを実施しました。海外留学が難しい時代における新しいグローバルな学びのプラットフォームとなることが期待され、今後、サテライトオフィス設置校を中心に拡大していく予定です。【課題解決型プロジェクト Intercultural Co-Learning and Presentation(ICP)】グローバル化推進センターが毎年実施している交換留学等の留学生の修了発表会を、2019年度前期に国際共修形式に変更しました。日本人学生と留学生が同じグループとなり、自分達で解決したい課題をテーマに設定して、教員の指導を受けながら調査や議論を重ねて発表会に臨みました。2020年度はオンラインによりプレゼンテーションと質疑応答を行い、教育的効果が認められたことから、今後はオンラインのメリットを活かし、海外大学との共同実施等を検討しています。COIL型教育プログラムと課題解決型プロジェクト導入による国際共修の新たなる展開国際共修の推進ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財政情報「N・E・X・Tシーディング支援事業」は、学長の決めたテーマに基づき、2022年から始まる第4期中期目標期間を見据えた新たな芽となりうる特色ある事業を支援する目的で、最大1千万円/件を配布する取り組みです。配分に係る査定は全て学長が行っており、学長のガバナンスが最大限に発揮される事業の一つです。これまで延べ12件(継続含む)の取り組みが採択され、第4期に向けたシーディング(種まき)が推進されてきました。(※2)N・E・X・Tシーディング支援事業とは02活動実績グローバル(※1)Collaborative Online International Learning:海外大学の教員や学生とのオンラインを活用した協働学修Integrated Report 2020 Shinshu University29250200150100500(件)大学間協定学部間協定合計20147012914415917520420859756987729679109952015201620172018115932019国際学術交流協定数PROGRAM

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