信州大学統合報告書2020
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ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財政情報02活動実績社会連携RANKING信州大学は、日本経済新聞社が全国の国公私立大学を対象に行っている「大学の地域貢献度調査」において、毎回上位にランクインしています。2012年から2015年までは4年連続1位を獲得。全国755大学(回答548大学)を対象に行った2019年調査でも総合1位(※)の評価をいただき、地域貢献度の高い大学というイメージが定着しつつあります。高い評価をいただいている理由には、産学官連携による連携産学官連携事業の多さや市民講座、出前講座など古くから自然体で地域貢献活動を展開事業や受託・共同研究の件数の多さ、市民向け公開講座やフォーラム数の多さなどが挙げられます。とくに共同研究により市場投入された製品やサービスは多く、産学官連携には幅広い実績があります。独自のリカレント教育プログラムの実施や、学生サークルによるボランティア活動などでも、長い歴史があります。また分散型キャンパスの特性により、古くから地域との結びつきが強いことも高い地域貢献度の基盤要素となっています。各キャンパスを置く地域と将来課題を共有しながら課題の解決に向けた取り組みを重ねています。大学の地域貢献度総合1位の評価(※)「大学の地域貢献度に関する全国調査2019」では総合1位の評価、この調査では信州大学は毎回上位にランキングされています。2019年調査では、分野別ランキングでもグローカルを除く4分野で上位3位以内に入りました。2019年調査のカテゴリーは5つ。①「組織・制度」(地域貢献推進体制など)、②「学生・住民」(公開講座やリカレント教育プログラムの実績など)、③「企業・行政」(自治体や企業との共同研究の数や大学発ベンチャー数など)、④「グローカル」(外国人教員数、留学生の国内就職実績など)という従来の4分野に加え、⑤「働く場としての大学」(ポスドクに対する支援策、女性教職員のワークライフバランス、働き方支援など)が新設されました。調査は38の設問で構成されており、SDGsへの取り組みなど、時事的な社会課題を反映した項目も新規に設けられました。長く上位にランクインしていることから、地域貢献度の高い大学と呼ばれるようになりました。時代に合わせ指標が変わる調査でもそれぞれ上位の評価をいただく地域住民向け「公開講座」の様子。毎年、約700講義を「市民開放講座」として一般開放。受講生は年間のべ350人以上に及びます。教員が長野県各地に赴く「出前講座」は295講座(2020年度)を用意し、幅広い学びの機会を提供しています。「組織・制度」分野上位ランキング「学生・住民」分野上位ランキング「企業・行政」分野上位ランキング「グローカル」分野上位ランキング 「働く場としての大学」分野上位ランキング(※)出典:大学の地域貢献度に関する全国調査2019(日経グローカルVol.374/日本経済新聞社)Integrated Report 2020 Shinshu University27

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