工学部研究紹介_2021_日本語版
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研究シーズ共同研究・外部資⾦獲得実績研究キーワードリニア発電・フリーピストンエンジン・発電制御・ワイヤレス給電・⾼出⼒密度モータ•リニア発電エンジン•電気自動車用ワイヤレス給電技術•小電力用ワイヤレス給電技術•高出力密度モータ•インバータを用いた発電制御技術•フリーピストンエンジンリニア発電システムのエネルギー変換効率向上のための機械連成制御に関する実機検証(平成29年度公益財団法人TAKEUCHI育英奨学会研究助成)•次世代型シリーズハイブリッド自動車に用いるリニア発電エンジンの損失最小化(公益財団法人永守財団研究助成2018)最近の研究トピックス【受賞】平成28年電気学会産業応用部門優秀論文発表賞(2017年)平成29年電気学会マグネティックス技術委員会研究奨励賞(2018年)平成30年度日本AEM学会奨励賞(2018年)【社会貢献】電気学会リニアドライブ技術委員会、幹事補佐(2019年~)電気学会産業用リニアドライブの技術動向調査専門委員会、幹事補佐(2019年~)電気学会産業用リニアドライブの活用技術調査専門委員会、委員(2015年~2018年)リニア発電機の設計と電磁界解析助教佐藤光秀研究から広がる未来卒業後の未来像研究室では、フリーピストンエンジンリニア発電システムに関する研究を進めています。本システムは、次代のハイブリッド自動車用エンジン発電機として注目されています。それは、リニア発電機を用いており、燃焼エネルギーをダイレクトに電力変換可能となるため、損失低減への期待が大きいためです。本研究室では、発電効率の向上を目的に、発電機設計やインバータ発電制御のシミュレーションを行っています。また、模型用エンジンを利用した発電実験により、ピストン動作が効率に与える影響について研究を行っています。世界各国で自動車の燃費向上に向けた研究開発が盛んに進められています。本システムは、自動車社会の未来を拓く礎になるものと確信し、研究を進めています。電機メーカ、電子部品メーカやインフラ企業に技術者として就職します。研究室では「物理的思考力」の養成と、自立して力強く社会に貢献するための「人間力」向上を目指します。2011年3月東北大学大学院博士前期課程修了。㈱東芝、長野県工科短期大学校電子技術科講師を経て、2019年より現職。博士(工学)(信州大学)。研究分野は電気機器で、主にリニアモータ・リニア発電技術に関する研究。⾃動⾞社会の未来を拓くフリーピストンエンジンリニア発電システム電⼦情報システム⼯学科【私の学問へのきっかけ】幼いころから鉄道好きで、特に、新幹線やリニアモーターカーに興味がありました。進路選択でもリニアモーターカーが強い動機となり、大学では超電導リニアの基盤技術である「磁性」と「低温物理」を学びました。民間企業では、念願叶って高速鉄道の開発業務を担当し、「電気機器」を学びました。故郷の長野県に戻ってからは、「リニアモータ」や「リニア発電」に関する研究を行っています。幼い頃の興味がきっかけで、道が拓かれ今に至ります。今後も興味を持つことを大切にしたいと考えています。フリーピストンエンジンリニア発電システムは、クランクやカムといった動力変換機構が不要となるため、効率改善への期待が大きいバッテリフリーピストンインバータばねコイルバッテリへ充電SNNSNSSNSNNSNSSNSNSNSNNSSNSNSNNS往復運動リニア発電機バルブスパークプラグ燃料噴射弁燃焼室ばね反発室永久磁石燃焼力フリーピストンエンジンリニア発電システムの発電実験フリーピストンエンジンを使用した発電実験装置42

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