工学部研究紹介_2021_日本語版
142/152

「困った」を「良かった」に変える「知的財産」中⼩企業から⼤企業まで、多くの連携実績があります。技術でお困りの⽅、ぜひ⼀度ご相談ください。【お問い合わせ先】TEL026-269-5700(信州⼤学⼯学部産学官連携室)<⼯学部から創出された知的財産>知的財産グループ地域や⺠間の企業・団体の皆様へ泥⼟、泥⽔の効率処理マルチドレーン真空脱⽔装置水環境・土木工学科教授梅崎健夫宇部工業(株)錦城護謨(株)×共同研究水を多く含む泥土からの脱水を簡易な設備を用いて効率的に行うもの。ドレーンと架台・泥槽・真空ポンプ・エアコンプレッサで構成され、運搬が容易で山間部でも使えます。テーマ:既存製品の新規事業への転用湖沼の水質改善、堆積土のしゅんせつに貢献生み出された成果の特長テーマ:農業の自動化ロボット制御技術で農業の省⼒化機械システム工学科教授千田有一ほうれん草やレタスの収穫には多くの人手を必要とします。そこで、これらの収穫を自動で行う収穫ロボットを開発しています。圃場の高さ検出、収穫物の位置検出、収穫物の搬送などいろいろな特許技術の集合体として、高度な装置となっています。農業現場の課題解決へ生み出された成果の特長テーマ:新しい分子の設計・開発環境低負荷な新規有機触媒物質化学科准教授戸田泰徳生み出された成果の特長「有機触媒」は金属触媒と異なり、炭素・窒素・酸素などの典型元素から構成されていて、回収・再利用しやすい点で環境低負荷といえます。二酸化炭素の固定化などに使える触媒:ホスホニウム塩が試薬として販売されています。次世代の有機合成プロセスへの展開ホスホニウム塩事業化→東京化成工業(株)テーマ:新しい水処理膜の作製技術⾼度に制御された膜による⽔処理・海⽔淡⽔化物質化学科助教佐伯大輔従来の水処理膜の作製法(相分離法、キャスト法、界面重合法)では、低分子に対する分離性能の制御が困難でした。多孔質体表面に高分子鎖を精密に成長させることで、透過性、阻止性、耐汚染性などを制御した膜を作ることが可能です。新しい水処理膜で環境問題に寄与生み出された成果の特長事業化140

元のページ  ../index.html#142

このブックを見る