工学部研究紹介_2021_日本語版
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•研究シーズこれまでの成果・これからの展望研究キーワード航空機⼒学,流体⼒学,精密⼯学,アクチュエータ⼯学,宇宙推進⼯学,複合材料,機械材料・加⼯,熱機関(エンジン),熱⼯学,電気電⼦機器,センサ,組込ソフト,画像・情報処理,通信⼯学<航空機システム部門の主な研究シーズ>•GPS/INS複合航法システムの航法アルゴリズム評価システム•小型航空機の運航安全に向けたHMDシステム•非接触防爆型油量計システム•磁性粘性流体/うず電流式非接触電動ハイブリッドブレーキシステム<宇宙システム部門の主な研究シーズ>•ロケット機体軽量化技術(CFRPおびCFRTP成形技術、プラスチック/金属接合技術、CFRTP等の切削加工技術)•固体燃料/酸化剤ハイブリッド型ロケットエンジン•ロケット/地上間テレメトリー通信技術•ロケット打上げ軌道シミュレーション技術<基盤技術部門の主な研究シーズ>•航空機キャビン内可視光通信システム•航空機落雷検知光プローブセンサ•航空宇宙システム搭載用電源システムの基盤技術•航空機システム部門(JAXA、ビクトリア大学、民間企業と連携);航法アルゴリズム評価システム、非接触防爆型油量計システム、磁性粘性流体/うず電流式非接触ブレーキプロトタイプを試作/評価中、HMDシステムの開発に着手•宇宙システム部門(JAXA、産総研、諏訪圏企業と連携);1~4号機ハイブリッドエンジン式ロケットを開発・打上げに成功、5号機(2019年)では音速超えを目指す(SUWA小型ロケットプロジェクト)•基盤技術部門(JAXA/JSTプロジェクト、大阪大学、民間企業と連携;高スループット可視光通信の基盤技術確立、落雷検知センサのプロトタイプ試作、航空宇宙システム搭載用超小型直流電源プロトタイプ(電力密度20.9W/cm3)を試作、今後は他部門との連携を強化研究支援部門SUWA小型ロケットに採用された固体燃料/酸化剤ハイブリッドエンジンの仕組みと燃焼実験の様子(酸化剤の軸流と旋回流を併用することで燃焼力を増強)航空機システム部門で開発を進めている航空機用磁性粘性流体ブレーキ/うず電流ブレーキ⼤空へ、そして宇宙へ︕航空宇宙システムの研究開発と⼈材育成を推進研究から広がる未来【我が国の航空宇宙産業振興への貢献を目指して】産学官地域連携プロジェクトをとおして、国際競争力に劣る我が国の航空機装備品産業の発展に寄与します。また、宇宙分野においては小型衛星/小型ロケットの新たな市場が創出されていますが、部品・コンポーネントは依然として海外に依存しており、SUWA小型ロケットプロジェクトをとおしてロケットの要素技術の高度化を図り、地域宇宙ビジネスの創出に繋がる成果を目指します。研究支援部門研究支援部門航空宇宙システム研究拠点ロゴマーク;青は大空を、藍は宇宙を、白のシルエットは航空機/ロケットの機体を、赤はエンジンを示しています。デザイン;武井敦子さん(SUWA小型ロケットプロジェクト)SURCAS;Shinshu University, Research Center for Aero-space Systems【研究拠点のミッション】自動車産業に続く我が国の次代の基幹産業として航空宇宙産業の振興が国をあげて推進されています。航空宇宙システム研究拠点は航空機システム、宇宙システム、基盤技術、人材育成の4部門を置き、以下のミッションを掲げています。(1)航空宇宙産業のニーズを指向したプロジェクトベースの研究開発を推進(2)航空宇宙分野との関わりを通して地域産業の活性化,地方創生に貢献(3)研究成果を社会実装する若手人材を育成<航空機システム部門;航空機装備品システムの研究開発と人材育成><宇宙システム部門;小型ロケット開発/打上げ実証と人材育成><基盤技術部門;航空宇宙システムに共通する基盤技術開発と人材育成>拠点長天野良彦工学部長131

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