工学部研究紹介_2021_日本語版
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講師板倉ひろこ研究から広がる未来卒業後の未来像応用言語学は、私たちが遭遇する様々な言語にかかわる問題について学際的な視点から研究し、解決を図ろうとする研究分野です。当研究室では、アジア・ヨーロッパ・アフリカなど様々な文化圏国からの留学生の皆さん・日本人がコミュニケーションをする際に、どんなことが難しく気を付けなければならないのか、あるいは楽しいのか、お互いにどんなことを学べるのか、などについて研究しています。また、理工系大学生の英語のコミュニケーションスキルの教授・習得についても研究しています。エクセター大学大学院(修士課程)・香港大学大学院(博士課程)を修了後、香港の複数の大学で外国語としての日本語教育・および英語学・応用言語学を教授・2019年より現職応用言語学︓学際的な言語研究でコミュニケーション・言語習得の解明を目指して研究シーズ共同研究・外部資金獲得実績研究キーワード応用言語学・言語とジェンダー・異文化間コミュニケーション・英語教育最近の研究トピックス日本語・英語会話での(イン)ポライトネス異文化間コミュニケーションとジェンダー・アイデンティティアカデミック・ライティングの日・英比較対照理系学生への英語教育【国際交流・研修旅行で異文化体験】工学基礎部門異なる文化圏からの人達と英語・日本語を使って行う異文化コミュニケーションの機会は増えていくでしょう。実際に異文化コミュニケーションの経験を積み、応用言語学の方法論をアプライし内省することで、国際社会で通用するコミュニケーション力を培います。自分の好きなこと、やりたいことを見つけ、とことん打ち込むのが一番だと思います。日本全国・世界各国から集まってきている日本人学生・留学生・教員と友達になって共に学んだ知識・培ったコミュニケーション力は、未来につながります。【私の学問へのきっかけ】中学生の時初めてラジオ講座で英語を習った時から英語の魅力にひかれ夢中になり、英語学の道に進みました。長年外国で暮らすうちに異文化間コミュニケーション・応用言語学・日本語教育にも興味を持ちました。言語学習で自分の世界が広がる喜びを学生の皆さんにも体験してもらえたらと思います。【海外留学中の日本人留学生のジェンダー・アイデンティティーと異文化コミュニケーションについての学会発表】127

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