留学生就職促進プログラム
16/20

新光電気工業株式会社(本社:長野市)上司の声 我々は半導体産業の一翼を担っているものづくりの会社です。長野を軸にお客様の信頼を獲得しながら長野から世界に向けて発信を続けています。 現在お客様の7割は海外であり、国際感覚と語学力を兼ね備えた留学生には大いに期待し、今後も採用に力を注いでいく方針です。 当社の拠点があるマレーシア出身のアチャナさんの入社により、海外の風潮に触れ新風が吹き込まれました。彼女のような留学生の活躍は大歓迎ですので、会社としては海外の方が来ても安心して働ける環境や体制づくりを整えていきたいと思っています。 小学生のころから日本のアニメが大好きで「いつか行ってみたい」と憧れていました。また両親が日本人の通訳として建築業界で働いていて、日本の文化を身近に感じていました。 中学校をモンゴルで卒業してから、私の病気の治療を日本で受けるために家族で来日しました。長野県内の病院に通い、高校は松本の専門学校で学んで信州大学へ入学。まだ漢字は苦手でしたが4年間で卒業しました。いまは元気になり、病院も大学も日本は本当に素晴らしいと感じます。日本で専門知識を深め経験を積みたい 数学が好きな私は、小学生のころから国際数学オリンピック(IMO)に出場するために勉強することも楽しみでした。信州大学でも、統計学と経済学を使ってさまざまな問題をデータから読み解いていくことが興味深いものでした。ニッセンケンは、外国人職員の割り合いが大きいこと、そして世界7カ国に事業展開する組織であることに興味をかきたてられました。 また、繊維業界に関われることが、モンゴルの強みである畜産業と、関連していることに将世界一のカシミア産地から日本へ繊維業界を学んで母国の発展に繋げたい一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(東京都)上司の声来性を感じて、入社を決めました。今の業務は、お客様からの依頼受け付けや試験業務、問い合わせ対応などです。 私が信大生の時、松本の専門学校にいたモンゴル人の女性と結婚し、私生活が充実しています。これからは、さらに専門知識を深めて経済学や数学など自分の強みを活かした新しいソリューションを提供したいです。 日本の大学に留学して、日本の企業で働きたいと考えている後輩には、準備を早く始めることをすすめます。留学生にとって日本の就活スタイルは不慣れですが、大学が提供するサービスやコネクションを活用すれば、有益な情報がたくさん手に入ると思います。「仕事に向かう毎日の姿勢から、母国を愛する気持ちが伝わってくる」と上司の荒川茂樹さん 当センターは繊維製品を中心として、日本を含め7カ国に拠点を持つ品質検査機関です。グローバルな価値観の人材を育成するために国籍に関係なく採用しており、およそ2割程度、多い時は半数が外国人留学生です。 ヒシグトさんの魅力は、誠実な人柄と数学的能力の高さ、そして環境適応能力が高いこと。モンゴルはカシミアやウールの世界的産地でもあり、仕事を通して母国に貢献したいという意欲が伝わってきます。日本企業が海外進出する際に日本人的な感覚を理解し、海外事業をアシストできるようなスペシャリストになってほしいです 。手応えを感じながら化学の知識を活かしてチャレンジする日々です マレーシアのルック・イースト政策という留学生プログラムで日本に来ました。マレーシアからは毎年留学生が日本に来ています。日本を選んだ理由は他国に比べて日本の製品や技術が優れていると聞いていたので興味を持ったからです。また、高校卒業後に学びたいと思っていたコースが日本でも学べることもアチャナダシニ グナセガランさんマレーシア出身リードフレーム事業部 第二技術部 総合理工学研究科(工)修士| 2019年入社動機です。日本語はマレーシアで一年間勉強して、ある程度話せるレベルになりました。 最初は苫小牧の高等専門学校で学び、信大には3年から編入しました。専門が無機化学でしたので4年生からは無機化学研究室に入り、大学院まで研究を続けました。研究室に入ってからは仲間もできて、長野での生活が楽しくなっていきました。 新光電気は会社説明会で知りました。入社動機は留学生を歓迎する会社であると思ったこと、制度も充実していて働きやすそうだと思ったことです。勉強だけでは学んだことを応用できないので日本で就職してみようと思いました。この会社でキャリアアップを 仕事はリードフレーム技術部に所属し、リードフレームの表面処理技術の開発や特性評価を行っています。自分の専門分野ではありませんでしたが、この部署で新しいことを勉強できてやりがいを感じています。大学で学んだ化学の知識も活かせています。まだ2年目ですので今後の目標は今の仕事のスキルアップであり、将来的にはこの会社でキャリアアップをしていきたいと考えています。 後輩へのアドバイスは、入社試験、総合適正検査の準備をしておくこと。働く環境はよく調べること。また配属が希望部署でなくても挑戦してほしいと思います。「将来的には本人も望むのであればマレーシア工場を牽引する存在になってほしいと思います」と上司の第二技術部部長・佐藤晴信さん新たな学びでスキルを磨いています!ドルジスレン ヒシグトさんモンゴル出身大阪事業所 試験センター 試験課経済学部 経済学科 | 2020年入社専務理事・東京事業所長 安藤健さん第二技術部部長 佐藤晴信さんいつか母国の役に立つために14

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る