平成29年度 研究開発実施報告書(別冊資料)
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- 14 - (3)くらし領域と既存教科との関連 暮らし領域で育みたい自己表現力・課題探究力・社会参画力 自己表現力 課題探究力 社会参画力 〇身近な人々,社会及び自然を体全体で受け入れ,感じたことや気付いたことについて,言葉や絵,動作,劇化などの方法により自分らしく表現することができる。 〇自分なりの思いや願いをもって,身近な人々,社会及び自然と関わる中で,自分自身,身近な人々,社会及び自然の特徴やよさ,それらの関わり等に気付くとともに,よりよい課題解決の方法を考えることができる。 〇集団の中での自分の役割や行動の仕方に気付き,生活をより豊かにしていくために,友と協働することができる。 身の回りにおける生活や身体の維持・向上に関する見方・考え方を働かせて,事象に対する客観的な理解・判断に関する活動を通して,くらしに係わる自己表現力・課題探究力・社会参画力を育成する。 <くらし領域の特徴> 幼稚園における遊びの姿を,気付きの質の高まりの面から捉え直す。生活科の学習活動を中心に「自然とのかかわり(校内散策,植物飼育,動物飼育等)」や「地域とのかかわり(校外散策等)」を構想する。その中で,自分自身にかかわることや家庭・地域とのつながりに視点を当てて活動しながら,生活科・社会科・体育科(保健分野)で育てたい資質・能力と往還させることで,くらし領域で育みたい資質・能力を育成する。 <既存教科・領域との関連> くらし領域は主に,低学年では「生活科」「社会科」「体育科(保健分野)」と,高学年では低学年の「社会科」「体育科(保健分野)」に対応する。 1~2学年生活科は現行の生活科で行われる活動の中から社会科に関わるものを,3学年社会科および体育科(保健分野)は現行の学習内容を該当学年で扱う。

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