- 20 - ②科学領域と既存教科・領域との関連 科学領域で育みたい3つの資質・能力 課題探究力 自己表現力 社会参画力 〇基礎的・基本的な数量や図形の性質などを見いだし,統合的・発展的に考察することができる。 〇自然事象の共通点や相違点に気付き,問題を見いだすことができる。 〇目的や条件に応じて,情報処理の手順を考え,簡単なプログラムを作成したり,作成したものをよりよいものに改善したりすることができる。 〇数学的な表現を用いて事象を簡潔・明瞭・的確に表したり柔軟に表したりすることができる。 〇観察や活動から分かったことを事実に基づいて説明することができる。 〇コンピュータやタブレット端末上での絵などの動かし方のプログラムを作成し,実際に動かすことができる。 〇よりよいものを求めようとしたり,考えの妥当性を得るために批判的に検討したりすることができる。 〇多面的な視点から自分の考えを改善したり,根拠に基づいて判断したりすることができる。 〇問題解決には必要な手順があることに気付き,コンピュータの働きを自分の生活に生かそうとすることができる。 身の回りにおける科学・技術の意味・役割に関する見方・考え方を働かせて,事象に対する客観的な理解・判断に関する科学的な活動を通して,科学・技術による課題探究力・自己表現力・社会参画力を育成する。 <科学領域の特徴> 幼稚園における遊びの姿を,プログラミング的思考の視点から捉え直す。1・2学年では生活科と算数,3学年では算数・理科の活動を,単元の導入もしくは終末などで往還させながら,思考力を基盤とした基礎的なプログラミング的思考の素地を体験する。高学年において新設する「技術科」の学びやこの先の質の高いプログラミング教育を実現するために,理数教育と技術教育におけるプログラミング的思考を系統化し,スムーズな接続を図る。 <既存教科・領域との関連> 科学領域は主に,低学年「算数科」「理科」「生活科」と対応する。 1~3学年算数科,3学年理科は現行の学習内容を該当学年で扱う。 1~2学年生活科は,現行の生活科で行われる活動の中から,技術科や,理科に関わるものを取り上げる。
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