教育学部研究紹介2020
9/44

7現代教育コース助教三み和わ 秀しゅう平へい【研究分野】教育心理学【研究テーマ】学習動機づけ/教科に対する価値づけ 学習動機づけに関する研究をしています。私は小さいころから勉強が好きではなく、「なぜ勉強しないといけないのか?」といつも考えていました。いくら勉強が嫌いでも、学校で勉強をしなくてはいけません。子どもたちは日々、さまざまな理由で勉強に励んでいます。将来の目標のために勉強をしている子どももいれば、勉強しないと親や先生に怒られるから勉強をしている子どももいるでしょう。私の研究では、そんな動機づけの違いはなぜ生まれてくるのか、動機づけの違いにより学習方略の選択やパフォーマンスにどのような影響がみられるのか、望ましい動機づけで課題に取り組んでもらうためにどのような支援ができるのか、などを検討しています。准教授森もり下した 孟たけし【研究分野】教育工学、教師教育【研究テーマ】タブレット端末やテレビ会議システムなどのICT機器を活用した『主体的・対話的で深い学び』 子ども達が、Society5.0の新たな社会を生きるための資質・能力を身につけるために、授業のなかでICTをどのように活用したらよいか。そして、教師は何に目を向け、子ども達に対してどのように指導・支援したらよいか。教育実習での実践や学校現場の参観などを通じて、対話的で深い学びを実現するための効率的・効果的なICT活用授業を考えます。遠隔交流学習の様子▼▲教育実習生の ICT活用助教佐さ藤とう 和かず紀のり【研究分野】教育工学、情報教育、ICT活用授業、教育方法学【研究テーマ】小学校における学級経営・学習指導と情報活用能力の育成 教育工学は、教育改善のために実践的に貢献する学際分野であること、教育成果を上げる技術・工夫を体系化していくことが目的とされています。この考え方に基づき、小学校の基本的な教育技術や学習方法、学級経営を踏まえた上で、新学習指導要領やGIGAスクール構想において重要性が高まっている1人1台の情報端末の活用やプログラミング教育、メディア・リテラシーといった情報活用能力の育成、新型コロナウイルスによって休校が続く中で喫緊の課題とされるオンライン学習等について学校現場と議論しながら共に実践を作り、普及促進に取り組んでいます。また、AI人工知能を活用して、学習指導や学級経営の改善の試みも始めています。▲「総合的な学習の授業づくり」でのワークショップ場面▲グループごとに指導者用デジタル教科書を使った模擬授業

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る