教育学部研究紹介2020
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6准教授小こ池いけ 浩ひろ子こ【研究分野】異文化間コミュニケーション【研究テーマ】異文化間コミュニケーションコンピテンス 異文化間コミュニケーション学の最終目的は、異文化を知ることや外国語の学習ではなく文化の異なる人たちと友好的・効果的交流ができる人材育成に関すること。前提として文化の違いを学び、異なる文化間でどのように受け止められるのかも学びます。そして異なる文化の人々がより良い交流をするにはどのようなコンピテンス(コミュニケーション能力)が必要なのか検討します。国内の個人差や地域差も異文化と捉えます。家族でも友人間の行動の仕方、考え方の違いにどのように対応するかも考察します。現代教育コース准教授安あ達だち 仁ひと美み【研究分野】教育方法学、キャリア教育、授業分析【研究テーマ】総合的な学習におけるキャリア意識の形成/ユネスコ活動が青年のキャリア形成に与える影響 世界中の至る所で、たくさんの授業が行われています。しかし、見えているのは氷山の一角のようなものにすぎず、人の学びは学校や授業やという枠を飛び越えて息づいています。そして、“昼間の星”のように目に見えなくても時が経つと輝く何かを持っているのです。学びを通して人は生活を築き、人生を歩んで行きます。研究室では見えるものだけではなく、目に見えない部分も大切にしながら、学ぶことと生きることについて追究しています。キャリア教育の授業案を考え、実践し、生徒の学びの様相を授業分析すること通して、実証的に学びます准教授水みず口ぐち 崇たかし【研究分野】幼児心理学、発達科学【研究テーマ】乳幼児期の言語や認知・社会性の発達/神経科学に基づくヒト固有の心的機能 ヒトの発達は学際的な研究領域です。心理学に加えて、霊長類の系統発生等の生物進化学、神経科学やゲノムと遺伝学、社会制度や人工物の生態学、広義のコミュニケーション学等、文理複数分野を統合しながら研究します。論文:Imitation learning errors are affected by visual cues in both response per-formance and visual observation phases/Children's imitation is not always goal-directed/Physical imitation and verbal description of modeled move-ments engage dierent encoding/Imitation of modeled manipulation of objects by children and adults/Children’s imitations of movements are goal-directed and context-specic/Object-related knowledge and the production of gestures with imagined objects by preschool children/他准教授高たか柳やなぎ 充みつ利とし【研究分野】教育哲学、教師教育【研究テーマ】米国の教育哲学/「読むこと」と教師の学び 「教育とは何か」「学ぶとはどういうことか」「教師とはいかなる存在か」といった教育哲学の問いを通し、教育という事象そのものの可能性について考えています。著書(共著):(2020)『新しい教職教育講座 教職教育編1 教育原論』ミネルヴァ書房./(2019)『教育哲学のデューイ—連環する二つの経験』東信堂./(2016)『西洋教育思想史』慶應義塾大学出版会.論文(単著):(2016) The Perfection of the Teacher Through the Pursuit of Happi-ness: Cavell’s Reading of J. S. Mill, Studies in Philosophy and Edu-cation, 35, 17-28./(2014) Reconsidering an Economy of Teacher Education, Journal of Philosophy of Education, 48:1, 165-180.

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