教育学部研究紹介2020
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15准教授篠しの﨑ざき 正まさ典のり【研究分野】社会科教育学(社会科教育史、社会科教育、歴史教育)【研究テーマ】成立期社会科における学習指導の確立過程/社会科における歴史的リテラシーの育成 著書:「社会科成立期の中学校社会科日本史学習指導における『歴史的な物の見方・考え方』の育成」(江口勇治監修/井田仁康・唐木清志・國分麻里・村井大介編『21世紀の教育に求められる「社会的な見方・考え方」』 帝国書院,2018)/「初等社会科教育の学習指導」(井田仁康・唐木清志編『初等社会科教育』ミネルヴァ書房,2018)ほか。論文:「1948年度文部省教科書局実験学校における社会科カリキュラム研究の実態」(『中等社会科教育研究』32,2014)/「東京第二師範学校男子部附属小学校における『作業単元』の導入過程」(『カリキュラム研究』21,2012)/「1947年度指定文部省教科書局実験学校における社会科教育の実施過程」(『中等社会科教育研究』30,2012)/「文部省教科書局実験学校における社会科単元指導計画の作成」(『社会科教育研究』112, 2011)ほか。准教授駒こま村むら 哲さとし【研究分野】国際関係論、政治学【研究テーマ】20世紀の歴史/冷戦史著書:『もっと知りたいロシア』戦争と平和の時代である20世紀の歴史について関心があります。具体的には、第1次世界大戦、第2次世界大戦、冷戦のそれぞれに関する原因、経過、結果について研究しています。従って、従来の日本史、世界史の区分ではなく、グローバルな視点から歴史を見ていきたいと思います。准教授藤ふじ崎さき 聖せい也や【研究分野】経済学【研究テーマ】経済政策の理論的分析/経済的内容を軸とした、教育での情報活用 教員養成の中でも、社会科の経済的内容に関連する研究を進めています。[1.経済政策の理論的分析] 経済学には、労働、財政、金融、歴史など様々な研究対象があります。その分析方法としての理論は、複雑な現実の経済社会を切り取って見やすくする「地図」のような役割を担います。高校まではあまり重視されない分、大学で学ぶと「難しさ」も「新鮮さ」も味わえるかもしれません。[2.経済的内容を軸にした、教育での情報活用] 皆さんが教員になったら、例えば、社会を見るための統計を子どもたちに示して学びのきっかけを作ることもあるでしょう。教育での様々な情報活用に対する支援を教員養成でどのようにできるのか、授業実践の中で私自身も学びつつ探究しています。社会教育コース助教木き村むら 容よう子こ【研究分野】外国史、イタリア中世史【研究テーマ】中世ヨーロッパの説教/イタリア都市の信仰生活/托鉢修道会の歴史著書:『イタリアの歴史を知るための50章』(共著)、『イタリア都市社会史入門』(共著)、『From Words to Deeds: the Eectiveness of Preaching in the Middle Ages』(共著)論文:「中世末期の説教実践―無名フランシスコ会説教師の日誌―」、「The Bildungs-roman of an Anonymous Franciscan Preacher in Late Medieval Italy (Biblioteca Comunale di Foligno, MS C. 85)」、「Predicazione ‘di routine’ di fine Quattrocento. Il diario di un anonimo predicatore francescano (Biblioteca comunale di Foligno, Ms. C. 85) 」、「15世紀イタリア都市における平和説教―ベルナルディーノ・ダ・フェルトレを中心に―」、「15世紀イタリアの遍歴説教―都市による説教依頼・交渉・融通」、「シエナのベルナルディーノの説教にみる「自然に反する罪」」ほか  

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